音楽、聴いてますか?

僕は波があるのですが、最近はそこそこといった印象。基本的には通勤のときにしか聴くことができないのもありますが。家に帰ってからはあまり聴く気になれないですね。。

ところで、自分のインプットをアウトプットせずに貯めこむ人が多いですが、僕はそういう人があまり好きではありません。だって、それこそ「べつに、お前が作ってねぇじゃん。」っていう。

作品には必ず意味があります。ビジネス的すぎるものはあれですが、少なからず何かをしようと(表現)するから音楽は作られるのです。

それでは、将来レコードを部屋に流したい欲求がある私が、あなたの人生を変える(かもしれない)音楽を紹介しようと思います。

聴いて欲しい・・アルバム紹介

Mr.Children – Q

Mr.Childrenが2001年リリースしたブルージーなアルバム「Q」はするめアルバムとして評価を集めています。有名どころでいうと、スキマスイッチの大橋卓弥さんは「最高傑作」と言っていましたね。

シングルとしては「NOT FOUND」「口笛」というクオリティ高めだけど世間的にはまぁまぁな曲が多く収録されているのが特徴です。ミスチルなのに。

察したでしょうか?2000年代としてはアルバムの売上が一番低かった作品です。ミスチルなのに。一般的には低迷期と呼ばれているこの時期はファンの間ではシフクノオトと並ぶほどの支持を集めている作品です。

Surrender〜つよがり〜十二月のセントラルパークブルース〜友とコーヒーと嘘と胃袋という味わいが深いアルバム曲がずらっと並びます。

ニューヨークでレコーディングされているので音も生感があり、桜井さんの声も一番粘りが強かった時期なので、Qの時期がボーカルとしては全盛期だったと僕は思います。

秋冬や電車で聴くと特にじーんとくるアルバムですね。

フジテレビ系ドラマ「最高の離婚」オリジナルサウンドトラック

当ブログではよく話題にあがる瑛太主演のドラマ、最高の離婚のサントラです。

マカフェリというジプシー音楽で用いられるギターが使われているため、ジャージーな音も味わえますが、少し間抜けというか気楽な雰囲気が好きなポイントですね。

瀬川英史さんの音楽は緻密でシンプルなのにカッコイイです。正直この音楽じゃなかったらドラマの良さも三割減だったと僕は思っています。

そして、最高の離婚以来、瀬川さんの担当作品は要チェックしています。

そういえば一番最初のエントリーで紹介したこともあります。こちらもぜひ。

面白いと定評のある最高の離婚のサントラをレンタルしたのでレビュー

Jónsi – Go

Sigur Ros(シガー・ロス)のボーカルでコンポーザーのJónsiのソロ作品。

このアルバムは18歳ぐらいのときに衝撃を受けた作品なのですが、今でもたまーに聴くことがあります。

音楽的にはSigur Ros同様、大自然をイメージした楽曲。でもSigur Rosに比べると非常にシンプルでキャッチーに作られていて、歌として聴けるようなアルバムとなっています。

リードトラックの「Go Do」は流行りの四つ打ちで高揚感がありますよ。

色彩溢れるこの作品は新しい風を感じさせた素晴らしいアルバムだと心底思います。

Sigur Rós – Takk…

Takk…=ありがとう(アイスランド語)

とにかく生きているって幸せなんじゃないか?そんな気持ちが伝わってくるアルバムですね。

Sigur Rosとしては出世作になるかと。三曲目の「Hoppípolla」のピアノのイントロが美しすぎてしんどいです。たまにテレビで聞こえて来るときもあるかも。

言葉は意味がわからないのがSigur Rosの特徴ですが、とにかく感じてください。

テンションコードみたいな味付けが全くなく、透明感がありすぎてBGMには重いかもしれません。なので一人でヘッドフォンで聴くことを推奨します。

この手の音楽はもうやりつくされた感がありますが、これは聴いておいて間違いないと思いますよ。

Radiohead – In Rainbows

五拍子の独特なリズムの「15 Steps」から始まるRadioheadのIn Rainbows

このアルバムは高校生のときに発表されたのですが、購入者が値段を決めることができるシステムで発表され話題になりました。当時としては革命でしたね(笑)

他にも好きなアルバムはありますが、これが一番洗練されていると思います。ゴリゴリのUKロックを聴きたいのであれば、「OK Computer」があまりにも有名ですが、レディオヘッドにしてはシンプルなので意外ととっつきやすいアルバムなのではと思います。

レディオヘッドはあらゆることをやり尽くしてしまった為か、発表が滞っているので新しいアルバムが出たら個人的に嬉しいですね。

Yael Naim – Yael Naim

Yael Naimというアーティスト名が付いたYael Naim(ヤエル・ナイム)のファーストアルバム。

最後から二番目の恋で使われていたので知ったのも大いにあるのですが、今まで聴いた中でもお気に入りなアーティスト。気楽に深く聴ける稀有な女性シンガーソングライターです。

ちなみにドラマ最後から二番目の恋で使用されていた「Go to the River」という曲はセカンドの「She Was a Boy」に収録されています。二枚しかないけど両方おすすめです。

Phoenix – Wolfgang Amadeus Phoenix

これはハタチ頃によく聴いていたフランスのロックバンド、Phoenix(フェニックス)の出世作です。Wolfgang Amadeus Phoenixとは、Wolfgang Amadeus Mozart(モーツァルトのフルネーム)をもじったもの。

そしてLisztomania(リストマニア)という一曲目のメインタイトルはたしかクラシックのフランツ・リストのことだったと思います。総じてあまり意味はない?かもしれませんね(笑)

フランスのバンドですが、もちろん英語で歌っています。

ボーカルのトーマス・マーズの少年のような声と、テレキャスターでのストロークやタイトなドラムの相性が抜群で、心に活気と勢いを求めるときに聴いています。

新しいフレンチロック?を作り上げた感があり、UKともUSとも違うのでマンネリ解消や気分を変えたいときに聴くといいのではないでしょうか。

Rachel Sermanni – Under Mountains

耳が肥えている方なら一曲目の「Breath Easy」で惹きこまれるはずです。

イギリスのまだ22、3歳ぐらいの女性シンガーソングライターのRachel Sermanni。Facebookにいるのですが、もちろんフォローしています。

UKでMartin持って歌っているっていうと鬱っぽい人が多いですが、ヨーロッパっぽいファンタジーや空気感を感じさせることができる凄い人だと思います。

個人的には今一番LIVEで聴いてみたいシンガーソングライターなのですが、活動範囲が狭いので日本には残念ながらまだ来ません・・

楽曲のクオリティという点でももちろん凄いと思いますが、なによりもオリジナリティが凄いので一回聴いてみて損はないと思いますね。

まとめ

最近もよく聴くかは別として、単純に凄いと思っている作品を一部抜粋してまとめてみました。

近年、似たり寄ったりでまともに聴ける新作は少ないですね・・だからこそ聴いたら何か響くかもしれない過去の作品を集めてみたつもりです。

音楽はファッションや異性の趣味みたいに好みが分かれるジャンルと言われていますが、クオリティという観点から見ればあまり関係ないと思います。

映画みたいに、大抵の人が聴いて感動するものってあると思うんです。

例えば千と千尋の神隠しを観て、「クオリティが低かった。」だなんて言う人が果たしているのでしょうか?千差万別といえども、クオリティの高いものは否定はできないものです。

まぁとりあえずここまでにしておきます。。

とにかく気になるものは聴いてみるという発想を持つと、幅が広がって面白いと僕は思うので是非聴いてみてください。では!!