最近、仕事をしながら音楽を聴くようになりました。あまりBGMを聴くのは得意ではなかったのに。

カフェとかで流れているのは空間に馴染んでいるので好きなのですが、たぶんイヤフォンだと直に音が耳に届いてしまうので気がつくと音楽をメインに聴いてしまうからです。だから家でも音楽を流して生活することはない。

楽器を長年嗜んでいる人は「音を分解して聴いてしまう病」になってしまいがちです。

というわけで、音のきらめき、空気感がないと嫌な自分はSHUREのイヤホン、SE315(記事に飛びます)で普段音楽を聴いています。SE315はオーディオマニアからしたら安物クラスになると思いますが、個人的にはイヤフォンに投資できるギリギリのラインのイヤフォンで、音が好きで二年ぐらい愛用しています。

SHURE掛けをしていると電車などではちょっと浮いてしまうのが難点ですが、音漏れしないので逆に精神的には楽なんです。

話を戻しますが、最近はBGMとして音楽を聴くことができるようになってきたのでSE315で仕事中も聴いていたのですが、ちょっとめんどくさいなと思ってきていたのです。SHURE掛けには慣れているものの、片耳で聴くにはオーバーだし、なんか違和感があるというか…そんな感じです。

そんな中、Jayfi様からお声が掛かり、イヤフォンをご提供していただけることになったのです。(これはある意味引き寄せの法則?なのでしょうか。)

前置きが長くなりましたが、「Jayfi JA40」というイヤフォンをレビューしたいと思います。

Jayfi JA40の内容と外観

Jayfi earphones ja40

箱は至ってシンプルな感じでした。音とは関係ないですが。

Jayfi earphones ja40 2

コンセプトは”Inspire the creative life”。

Jayfi earphones ja40 3

開けてすぐにキラッと光るシルバー。

Jayfi earphones ja40 4

ケーブルは細すぎず、太すぎずとバランスの良い感じ。

長さは1.2mで平均的です。

Jayfi earphones ja40 9

服に留めるピンと、シリコン製のイヤーピースが2セット付属しています。

輝きのある外観

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心臓部はプラスチック製?かと思いきや外殻はアルミとのこと。

少々高級感には欠けるものの、プライスを考えればいい線いってると思いました。

コントローラーとマイク付き

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ケーブルにはコントローラーがついています。このメリットは大きい!

おなじみの機能ですが、SE315のようなハイアマ?クラスのイヤフォンにはついていないので、ほぼ初めて使ってみたところ…便利すぎました。

Amazonプライムミュージックのプレイリストなんかを適当に聴いているとたまに飛ばしたい曲が出てきます。実際に使ってみて重宝しています。

好きなアルバムを聴くときはそこまで必要ないかな?と思うけど、停止/再生ができるのはいいですね。

Jayfi earphones ja40 8

マイクがついているので、ハンズフリーにも対応しています。

価格を考えると多機能で、素直に凄いと思いました。

ファーストインプレッション

開封時にサウンドをチェックしました。(自動的にSHURE SE315との比較になるので厳しめです。)

普段と同じく、iPhone 6sで聴いてみました。

アコースティック系

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ジャック・ジョンソンのような太いアコギのサウンドは繊細さが足りず、満足はできませんでしたが、全体の雰囲気はそこそこのサウンド。

低音が強いので、Bassをブーストしたようなサウンドです。非常にブーミー。

音像は広くて低音が強いといった印象。以前レビューしたPHILIPSのSHE9000/98に似ている感じがしました。(今では相方用)

YEN TOWN BANDの「diverse journey」

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YEN TOWN BANDの「diverse journey」は最近最も聴いていたアルバムです。

世界観は100%表現できないものの、全体像は悪くない感じでした。

ささやくようなCharaのボーカルは少々荒いものの、生音のアナログチックな太いサウンドには向いているようです。

他の小林武史サウンドでいえば、ミスチルのような生音だけどしっかり固めてミックスされているものはちょっとヌケが悪いと思いました。

Radiohead

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Radioheadの新作のような、リズム隊は控えめな音楽には比較的マッチしました。  

高音の表現は得意ではないので人工的な音や残響が多いアンビエント系は苦手な印象ですが、ジョニーのエレキギターの音はいい感じでした。

まとめ:一週間使ってみて

Jayfi JA40

  • アンダー四千円(現在アマゾンで¥3,299)
  • デザインはいいと思いました
  • 意外にもジャズが一番マッチしていた
  • ビートルズもいける
  • 低音がよく鳴るのでベースがしっかり聴ける(特にウッドベース)
  • 音像が広めなのでBGM用に向いている
  • テイラー・スウィフト的な曲やEDMのようなリズムが強いものにも向いている
  • 個人的には高音の繊細な表現に物足りなさを感じたが、値段相応。
  • 遮音性は65点ぐらい
  • 品質はよく、コスパにとても優れている

Amazonプライムミュージックの「読書をしながら聴くジャズ」がお気に入りなのですが、すごくいい感じに鳴ってくれます。ピアノやサックスが特にいい感じ。

結論としては、マイクで録ったダイナミクスの大きいサウンドが得意なイヤフォンだと思いました。ビートルズもいけるし、マイルス・デイヴィスもいける。総じてHighが足りない傾向がありますが、イコライザーで設定を変えれば済む話かもしれません。

以上、あくまでも二万円をこえる、SHUREのSE315で音楽を聴いている人間の正直な感想です。多機能でデザインも凝っていますし、「付属のイヤフォン」や「映画一本分程度のイヤフォン」からのステップアップ、または「三、四千円ぐらいで」と探している方にはいいイヤフォンなのではないかと思います。

BGM用途としては満足できる音質だったので、毎日使っています。長々とお読みいただきありがとうございました。