
昨年12月に発売されたAppleのMacProは依然としてまだ品薄状態が続いており、まだまだ情報が少ないです。ここ一ヶ月ぐらいで色んな情報を集めたのですが、特に気になるポイントはあまりない状態です。しかし、ベンチマークだけは気になったので調べてみました。
Mac Proのベンチマーク比較
参考にさせていただいたのはこのサイト。
Mac Benchmarks – Geekbench Browser
Mac ベンチマーク比較
実際のところ、これを見て4コアを見て驚きました。
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シングル 32bitの場合
シングルでのベンチマークは実は6コアの方がスコアは高いです。ちなみにシングルでのベンチマークは高クロックのほうが有利なためこのような結果になるそうです。
この結果だけでは総合的に判断はできませんが、意外にもiMacやRetina 15インチモデルの強さが目立ちます。
シングル 64bitの場合
依然としてi7にした高クロックの「iMac 27inch Late 2013」や「MacBook Pro 15inch Retina Late 2013」が強いのがわかります。しかしながら、シングル64bitではMacPro勢もかなり上位に来ているのがわかります。
つまり簡単に言うと、64bitでないと本領発揮できないということも明白です。
マルチ 64bitの場合
マルチ 64bitでベンチマークを出した結果です。この結果からわかるとおり、MacPro 12コアがトップに立っていますし、旧MacProも含め、MacPro勢が抜きん出ています。
12コアは異常なスコアです!!ついに3万を超えてしまっています。このスペックでできないことなんてほとんどないでしょう。
8コアはすごく良い位置にいますね。バランスの良さは8コアで決まりです。
6コアもよくがんばっています。旧モデルの8コアなどを凌駕するスコアです。
しかし4コアはどうでしょうか?(恐らく全部盛りレベルですが)iMacに負けています。ただこれはあくまで処理性能のスコアなので一概に比較はできません。基本性能の差を考えればMacProのグラフィックや安定性、CPUやメモリ、SSDの読み書き速度も含めてiMacは新Mac Proには及ばないので、完全にMacProの方が上だと言えるわけです。
しかしながら、コストパフォーマンスを考えると疑問に思えなくもないです。
コストパフォーマンスを考える
New「Mac Pro」のお値段は4コアで¥318,800〜です。6コアだと¥418,800〜。
しかしさっきのスコアから考えると、4コアでこのプライスはいかがなものかと思い始めました。何故なら、6コアにしても10万円の差しかないからです。しかも6コアにするとメモリが16GBになるし、「デュアルAMD Fire Pro」もより良いものになるのでよく考えてみると6コアを選んだ方が投資したなりの成果が得られるのではないかと思います。もちろん、4コアでも猛烈なパフォーマンスを得られるのは間違いないのですが。この差を安いと考えられるのであれば僕は6コアをオススメしますね。
とりあえずひとつ言えるのは、MacProを購入するユーザーがこれっぽっちの値段の差で妥協するとは思えません。ただ4コアの優れている点は「思ったよりも安い、想像してたよりも安い。」というところですね。すでにThunderbolt Displayを持っているユーザーがiMacを買わずにこっちに流れることも多いと思います。実際、僕もその一人になるかもしれません。
8コアになると、50万円を優に超えるのでここからは本当に必要な方しか踏み入れられる領域ではないでしょうね(笑)
また、8コア以上になると恩恵を受けられる人は限られているそうで、4Kや3Dムービーを制作する人などしか必要がないという意見もあります。
僕の場合は音楽制作で将来本当に必要だな、と感じた時点での購入を狙っています。恐らく6コアを選ぶと思いますが・・。高い・・。
何故?新型Thunderbolt Displayが発売されないのか
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「4K」対応のMacProですが、先に本当はアップデートしないといけない点が3つほどあります。
- ディスプレイの4K化
- Thunderbolt 2への対応
- USB 3.0搭載
現状のところ、Appleはリリースする予定はないそうです。MacProユーザーからすれば4Kに対応して欲しいのは当然のことですが、MacBookProユーザーなどはそこまで求めていないのが現状です。他社製のディスプレイも売ってますしね。
もし最新のiMacのような高画質で反射の少ないディスプレイが発売されればニーズは高まることが想像できます。27インチのRetinaディスプレイが実現できれば馬鹿売れすることも間違いないです。コストが高くなるのでその辺の難しさが問題なのですが・・
このような理由からAppleは発表されないということなのでしょうね。
あと欲をいうと薄型化して欲しいものですね。また、現状「4K」ディスプレイは他社任せになっています。
でも正直Thunderboltディスプレイに4K対応はどちらでもいいと思っています。発売するなら、4Kは別物として販売してほしいですね。まずはディスプレイの高画質化、端子のアップグレードを本当に望みます。
当ブログまとめ
現状、まだまだ在庫も少ないMacPro。家電業界の動きが活発な今年の春〜夏までの間に何か動きがあるのではないかと思っています。まだまだ4Kディスプレイの価格が落ち着いているわけではないのでまだ難しいのでしょうね。
ちなみに、AppleはMacProの価格を量産計画することにより大分価格をを落としています。実は同じパーツでMacProと同等のPCを作るよりもMacProを買ったほうが安いという情報もあります。
ディスプレイに関しても長期的な契約をしてから値段を落として販売するのではないでしょうか。
以上、2014年1月時点でのMacProに関しての考察でした。
もしRetinaディスプレイのThunderboltディスプレイが発売されたとしたら、感動ものです。
恐らく世界的に求めている方は多いと思いますので、春には発表されるといいですね。
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