なさんはやりたいことってありますか?

中には平凡に暮らしていければそれでいいという考えの方もいると思いますが、大抵の人の場合は少なからずあると思います。

そして、その中には仕事以外にやりたいことがある、『休日アーティスト』が存在します。

本当であれば好きなことで生きていきたいのが本音の人は多いと思いますが、現実は仕事をしなければ収入はありません。私はその人達を休日アーティストと呼んでいます。

でも現実はそう簡単ではありません。超お金持ちでない限り、自分で稼がなければ好き勝手に動けるお金もない。

音楽、芸術、美術、映像、イラスト、クリエーター・・

専業は難しい。だけど、諦めたくはない。

そんな人はどうすればいいのでしょうか?個人的に考えたことをまとめてみました。

休日アーティストを成し遂げるための6ステップ

1.個人の範囲でできることから始める

急に年収が1000万円になることはほぼありませんし、自分の存在が認められることはありません。その為には経験と実績が必要です。その為には、とりあえずできることから始めるというステップを踏みましょう。

例えば、何か事業を始めたいのであれば貯金が必要ですし、スキルも必要です。

SNSでもブログでも情報発信できますし、さらにはドメインとサーバーを借りれば少額投資で自分のオリジナルコンテンツを発信することができます。発信すれば、なにかしらレスポンスが得られます。

よくある話は、アマチュアでも頑張ればなんとかなるという考えです。しかし、それははっきり言って不可能に近いでしょう。

有名な人が有名たる所以はテレビやラジオ、つまりメディアに出ているということです。

人間が使える時間は限られています。自分の身体はひとつしかありません。アマチュアが頑張るにはとりあえず人の目に触れる機会を増やすべきです。

少額で始められることって、結構あるんですよね。

2.とりあえず仕事でお金を稼ぎ、プライベートを充実させる

Life

とりあえずお金を稼げればいい、ということを意識すれば大抵のことは我慢できます。朝早く起きることも苦にはならないし、夜遅くまで働くこともしょうがないとわりきれるかもしれません。

そのお金を使い、自分の生活と行動の質を上げれていけば、やりたいことに向かうモチベーションも上がります。そして稼いだお金で休日に本気を出せばそこそこなんだってできるし、どこへだって行けると思います。

仕事がやりたいことだという場合は逆に、目先の給料に挫折することもあるかもしれません。スキルを上げ実績を残せるまではどんな人でも収入は低いままです。

しかし、諦めてはいけません。先を見れば経験とお金を稼げれていることで苦だとは思わないでしょう。

プライベートが充実していけば、必ず作品にも好影響を及ぼすはずです。作品は人です。心が貧しくては人の心を動かすことはできません。まずは自分が幸せになることで、相手を幸せにできます。

3.人とつながり、広げる

もちろん、リアルで動くことも重要です。人の関係は奇跡を起こします。出会えるはずのなかった人も関わってくれるかもしれません。

一般的に誰とでも仲良くするという考えはよくありません。余計な心の負担を増やすことになります。

でも休日アーティストはそれも苦にしてはいけません。少ない機会の中で出会った人は大切にしなければいけません。しかし、媚びればいいわけではありません。

出会った人を受け入れ、相手をよく観察しましょう。それで信用できる人は信用し、気が合う人とは友になる。できた大切な関係を大事にすればいいのです。そうしてしっかり相手を受け入れた後、それでも関係を持ちたくなければ、別にそれでいいのです。

とにかく人の輪に叶う力はありません。

4.副収入を増やすという選択肢も大切

Money

ユーチューバーとして生活している方や、ブロガーとして成功し、本まで出版してしまった方もいらっしゃいます。

それは一見難しいことに思えるかもしれませんが、その人達は単純に「頑張っただけ」です。特別なことはなにもしていません。

例えば、YouTubeでなにかを配信すれば活動の大きな助けになるかもしれませんし、ブログを続けていればそのブログが大きな助けになることもあります。コンテンツを作り、広告収入を得るという発想です。

TwitterやFacebookやInstagramでなにかアプローチをすることはひとつの方法ですし、効果的なことは事実ですが、どの行為も金銭的なバックを得られることはありません。

休日アーティストのみなさんは大人ですから、金銭を得るということに対して貪欲になることも大切です。

月に副収入が5万円あったとします。その収入を交通費やアーティスト活動に使う経費に回すことが可能です。休日アーティストにとって活動費が生活を圧迫することで多くの場合、悪い方向に働きます。

古い考え方では、自己犠牲が美徳とされてきましたがナンセンスです。有名アーティストが創作活動を続けられるモチベーションがある所以はお金があるからです。

プライベートに余裕があるからこそ、また新しいことをしようと考えることができます。

休日アーティストの中には子どもを育てている方もいるでしょう。なおさら金銭的な余裕はなく、活動費に回すことは困難です。副収入を得ることでそのジレンマを脱却することが可能です。

一番ダメなパターンは空いた時間で副収入を得ようとする考え方です。休日アーティストの場合、空いた時間は創作活動に使わなければいけません。その為には自分の時間を消費しない方法が望ましいので、そういった方法を模索しましょう。

5.スキルが足りなければ他人に任せる

Day 139 - Work!

世間に出ているアーティストと呼ばれている人たちが安定したクオリティーのもの流通させていられるのも、プロやプロレベルのアシスタントに仕事を回しているからです。

例えば、世の中に流れている音楽はプロのエンジニアの仕事によってクオリティが保たれています。アーティストも録音技術がある人はありますが、多くの場合は演奏以外は任せっきりです。

しかし、休日アーティストの場合は資金は自分の稼ぎのみです。投資してくれる人はいません。でもクオリティーが高くなければお金を取ることはできないので、なにかしら頼めるのであれば頼むことも大切なことです。

しかし休日アーティストの場合、最終的には自分で全てをできるようにしなければいけません。その為には時間が必要です。機材を買うお金も必要ですので、整うまでは他人に任せることで活動を円滑に進めることが可能です。

他力本願という言葉もありますから、悪いことではありません。

6.休日アーティストとしての活動のゴールを見極める

Marriage

恋愛のゴールは結婚ですが休日アーティストは結局のところ、どうなりたいのでしょうか?

私は今までたくさんの音楽活動をしている方々に出会ってきました。その中には音楽を生業にしている方もいますが、普段は仕事をして音楽活動をしている方が大半です。

なにか人が創作することを目指したとき、漠然とプロになりたいと考えます。でもプロってなんなのでしょうか?

音楽の場合、メジャーという階級が存在します。レコード会社に所属するという選択肢です。しかし、メジャーになってもバイトをする羽目になる人も多いですし、成功がなにかが自分の中に存在しなければメジャーになったところでなにも意味はありません。それどころか、目標のない身分だけ欲しい系のアーティストは活動にいつか限界がきます。

休日アーティストのみなさんは何か成し遂げたい、伝えたいことがあるから活動をするのだと思います。音楽に限れば別にそれが音楽が好きだから、という理由だけでもOKです。

ゴールが活動で食べて行きたいということであればそこを目指せばいいですし、ゴールが有名になりお金持ちになることであれば有名になる為の行動をしなければいけません。そこに善悪はありませんし、自分ゴールを目指せばいいだけの話です。

逆に楽しめれればそれでいいのであれば、別に利益が出ようが出まいがどうでもいいことです。

しかしながら、ゴール(理由)がなにか決まっていなければ活動に意味はありません。

むしろ、そこだけが決まっていればアーティストとしての上下などありませんし、本来は自由なのです。

まとめ

多くの場合、世間ではテレビに出ている人だけをプロだと認識します。

その人達はテレビの中の人たちは信用しますが、休日アーティストにハマることはほとんどありません。

しかし、逆に今の時代は休日アーティストから本業アーティストに進化させることも可能だと私は考えています。発信し続け、なにかきっかけを掴み、クリス・ハートさんやHIKAKINなどテレビの中へ進出する人も多くいます。

休日アーティストから何かきっかけを掴みたいのであれば、情報発信に対する労力を厭わないことが大切です。世の中の人はテレビよりスマホを見る時間の方が長い時代です。休日アーティストのまま、マイペースに活動するという選択肢もありますが、その辺はできることはやっておくといいでしょう。

そして最後に言いたいことは、やはり最終的には人間としての魅力とコンテンツが一番大事だということです。コンテンツがしっかりしていれば人はそれだけで世界へ惹きこまれます。

そして、コンテンツが飽和している現状を打破できるのは眠っているクリエーター、アーティスト。つまりは利益を厭わない休日アーティストにかかっているともいえるのです。

あとがき


私も本格的に音楽活動を進めていきたいと思っていますが、まずは休日アーティストとしての活動です。
書いていて思いましたが、休日アーティストというジャンルができてもいいですね*