
ギターの弦交換はギタリストにとっては避けて通れない・・いや、出来なくてはいけない必須項目です。
さらには弦の巻き方が上手なほど、ギターの響きも良くなり、チューニングも狂いにくくなります。
色んなやり方があるとは思いますが、ギター・ビギナーのために「誰でも失敗しない弦交換の方法」を紹介したいと思います。
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弦交換の為に用意するもの
お好みの弦
当たり前ですが、まずはお好みの弦を用意。今回はダダリオのフォスファーブロンズ ライト・ゲージを用意しました。
レビューもしたことがあります。
アコギの弦は『D’Addario フォスファーブロンズ』が最強だと思う理由&弦選びのポイント
あると便利なもの
あると便利なのはニッパーとペグワインダーです。
特におすすめなのはペグワインダー。これがあるかどうかで弦交換の作業スピードが5倍ぐらい違うので、買っておくと精神的にも助かると思います。
さらにペグワインダーにはブリッジピンを外す機能が付いているのでやはり必須だと思います。
弦交換のステップ
弦を巻く長さを決める
まず、4・5・6弦側から巻いていきます。
まず行うことは、弦を巻く長さを決めるということ。一番初めのステップですが、一度決めると後戻りできないので注意しましょう。
弦をピンと伸ばし、ペグの間隔の位置を指で掴みます。
そうしたらその位置を弦を巻くペグに合わせます。
そうすることで安定して弦を巻くことができます。
指で掴んだ位置をペグに合わせる
ここで気をつけたいのは、指で固定した位置は少し余裕があるかもしれないということ。
上の写真を見てもらうと分かると思いますが、掴んだ位置が少しだけペグの間隔を超えています。この余白の分が余計な巻き数を増やす原因になります。
太い弦側は二巻き程度で十分なので、ほんの少しだけ間隔を短くすると良い結果が得られやすいと思います。ここは経験が必要ですが。
ここで説明ですが、弦は巻きすぎると響きが悪くなりチューニングもずれやすくなります。巻きが足りないと切れやすくなるので、6弦側は二巻きで1弦側は三巻きにするとベストだと思います。
次に、少し巻きながら基準を決め、基準点で弦を折ります。
弦は下へ下へ巻いていく
ここがビギナーにとって一番難しいところです。
コツは下に弦を固定したまま巻いていくこと。
この方法を実践すればこのとおり。綺麗に二巻きほどで巻くことが出来ました。
3弦側の巻き方の注意点
次に気をつけることは4・3弦のときに測るペグがない場合です。先程は4弦の巻き方を飛ばしたので、3弦で説明します。
この場合はペグの間隔を指で測り、適当な長さに合わせます。
3弦は4・5・6弦に比べて細く、巻弦の中では一番切れやすい弦です。なので先程も言いましたが、三巻きぐらいすると良いということです。
1弦側の弦を丁度良く三巻きに合わせるにはこちらはペグの長さをしっかり測り、巻くことです。
また、右利きの場合手前が6弦側なので巻きやすいのですが、1弦側は少し巻き辛くなるので少しコツがいりますね。
同じように基準点で折ります。
こちらも下へ下へと巻いていき、このような形になればOKです。
うまく三巻きほどで終えると強度的にもチューニング的にも安定するのでベストだと思います。
1・2弦も同じように巻いていき、完成です。
最後の仕上げ
チューニングをそれなりに合わせたあと、少し弾いて落ち着いてきたら、余った弦を切っていきます。
ちなみに、このように弦を巻いた後に余った弦を上に折り曲げておくと次の弦も巻きやすいです。
これで完成です。
6弦は少し巻き数が少なかったですが、6弦はむしろこれぐらいでもいいぐらいです。滅多に切れることはありませんので。
わざと余らせる人もいますが、特にメリットはないのでファッション程度と考えてください。
まとめ
- 作業が楽になるペグワインダーは必須!!
- ニッパーがあると仕上げが楽
- ペグの間隔を基準に余裕をつくること
- 弦は下へ下へ巻いていく
- 6弦側は二巻き
- 1弦側は三巻き
ギター上級者への道の中のひとつが弦交換をマスターすることです。
ペグの間隔で巻く方法が一番わかりやすいと思うので、是非参考にしてみてください。
Amazonを見て気付きましたが、ペグワインダー&ニッパー機能がひとつにまとまった製品があるようです。これいいですね。
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