
クラシックギターを使い出してから二年以上経ちます。
使っているのは偶然中古で手に入れたホセ・ラミレスというスペイン製のギターなのですが、安定しているのでとても気に入っています。ピックアップに関しては最近怪しいですが。。
ナイロン弦はずっとAUGUSTINE(オーガスチン)の弦を使っていまして、とても気に入っています。
今回はそのオーガスチンが良い理由と使用感、種類の違いを語ってみようかと思います。
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オーガスチンがおすすめな理由
オーガスチンの何が凄いかというと、ナイロン弦を初めて作ったということなんですよね。
クラシックギター用にナイロン弦を初めて発売した老舗。
創始者アルバート・オーガスチンと巨匠アンドレス・セゴヴィアがナイロン弦を共同開発した。
巨匠アンドレス・セゴヴィアさんのことは知りませんが、何となく名前は知っています。
ナチュラルな音質
クラシックギターに初めて張った弦はダダリオのプロアルテでした。
ダダリオなら安心できると思い選んだ記憶があります。
店員さんに聞いて、ハードでも普通だよと教えてもらって買ったのですが、やはり初めに張ってあった弦に比べて硬く人工的な音だと感じたのを覚えています。
そのあとにもっとナチュラルな音質の弦を探しました。クラシックギターに関しては無知だったので、とりあえず平均的な値段の弦を選んだ結果、オーガスチンに出逢ったわけです。
新素材の弦は長持ちするというのは本当なのですが、僕からすると「ちょっと人工的な音だな。」と感じました。音は張りがあって悪くはないのですが、なにか違う感が。
それに比べて、オーガスチンはとてもナチュラルな音質です。
ダダリオの新素材に比べ、長持ちするのかは微妙なところですが、今のところオーガスチンでも何ヶ月でも使えてしまっているので耐久性も優れていると断言できます。
BLUE or RED?
オーガスチンの弦のテンションは数種類ありますが、その中でも最もポピュラーなものがブルー(ハイテンション)とレッド(ミディアムテンション)です。
全世界のギタリストに愛されているようで、通称BLUE、REDと呼ぶようです。
特徴はこんな感じ。
- BLUEは張りのある荘厳な響きを生み出すコンサート用の弦として人気。
- REDは明るく伸びやかな響きで、BLUEとは異なる魅力をもち、REDを愛用するギタリストも多い。
僕はどっちも使ったことがありますが、愛用しているのはBLUEです。その理由は、存在感のあるソロを弾きたいから。それに尽きます。
逆にREDは使いやすいのが特徴です。音が明るいのでストロークをしても重すぎない音で弾くことができます。
レコーディングではBLUEだと指が死にそうだったので、途中でREDに変更したという経験もありますが(笑)
最近ではナイロン弦にも大分慣れたのでBLUEでライブで存在感のある音を鳴らしています。
でもよくREDにしようか迷うときもあります。少し低音が出過ぎてしまうからです。でも結局BLUEにしてしまうのはやはりソロを重視したいから。うーん、難しい。
まとめ
AUGUSTINE(オーガスチン)が最高のナイロン弦だと思う理由は、安くて音がいいから。
全世界のギタリストから定評のある、AUGUSTINEの弦は非常にナチュラルな音質で、個人的に一番お気に入りです。お値段も実売は千円以下でリーズナブル。
個人的にはREDの方が分があると感じています。音ヌケが良く、オールマイティーなゲージです。
BLUEはソロギターで使うのであれば向いていますし、低音が欲しいのであればおすすめです。
番外編ですが、個人的に気になるのはHANNABACH(ハナバッハ)というドイツの弦です。ハナバッハは音の評価は高いのですが、高価なのであまり使おうという気にはなかなかなれません。でも一度は使ってみたいものですね。ドイツ=堅いイメージはありますが。
ギターは弦ひとつで音が変わってしまう生き物です。また、「それぞれのギターに合う弦は違う」のでギターに合う弦を探していくと良いと思います。
そしてホセ・ラミレスには今のところ、オーガスチンが一番ですね。次は余っているので久しぶりにREDを張ってみようかと思います。
紹介したオーガスチンのBLUE&RED
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