Martin 000-15M

本格的に冬になってきましたね。

湿気が大嫌いな私からすれば秋冬はとても快適な日々ですが、乾燥する季節になったらなったでまた違った苦労があるんですよね。

そしてギターがまた心配になってきました・・と言いたいところですが、早速所持しているアコギの状態が悪くなっていたのでリペアに出すことを決心しました!

ギターの状態が悪くなる季節とは?

楽器には避けては通れない、気候による負担が起きる季節が年に三回あります。

梅雨、夏、冬です。

この中で最もしんどいのは明らかに梅雨で、その次に夏ですね。
湿度が高い季節は常時最悪の環境となってしまうので大変です。大体この時期にギターがおかしくなります(笑)

しかし、乾燥しすぎもよくありません。楽器のベストな湿度は50%くらいだと言われています。

暖房をつけたり消したりしていると湿度が大幅に変化してしまうのでとても危険なので、湿度調整材を入れてギターケースに入れておくのがベストです。毎日弾くのが億劫になってしまうのがデメリットですが。

Martin OOO-15Mの状態

Martin 000-15M

これは相方に使ってもらっているオークションで購入したMartin OOO-15Mです。

僕が二十歳前?ぐらいに購入した初Martinで、当時北欧音楽にハマっていたため、猛烈にマホガニーのギターが欲しくなって買いました。

15Mと名付けられたこのモデルは、ヴィンテージモデルのペグが付いていて、さらには本物のマホガニーですべて制作されているOOO-15の上位版みたいなモデルです。(OOO-15はマホガニーに似たサペリ材で作られている)

Martin 000-15Mにアンセム

ライブで使えるようにアンセムを装着したときに一度弦高調整はしてもらいましたが、それからはわりとアバウトに使用してきました。

完全に相方に預けているときもありましたし。

弾きにくいとは感じていたけど・・

Martin 000-15M

僕はとても指の感覚が繊細な方なのでたぶん0.1mm単位で違和感を覚えてしまうのですが、気がつけば弦高は3ミリを超えていました。

コールクラーク

というものの、コールクラークの方はハイポジションで弾くことが多いのでヤバいと思ったらすぐにリペアに出しますが、Martinはローポジションで弾くことが多いので放置してしまっていたんですね。

しかしさすがに最近、「これはまずい。」と感じてしまったのでリペアに出すことにしました。

Martin 000-15M

さらにはトップも少し浮いてきてしまっていることが発覚。
マホガニーはスプルースなどにくらべて弱いんだとか。

ギターショップ探し

ギター工房 ヴァリアス ルシアリー|愛知県幸田町

今回も名古屋に行くしかないと思っていたのですが、調べてみたところ三河地方にもギター工房 ヴァリアス ルシアリーさんという製造も手がけているギターショップがあり、ここへお願いすることにしました。

名古屋のショップだと大手楽器店しか電車だけでたどり着けるお店がないんですよね。
大手楽器店は安心感はあるのですが、個人的にはギター命のリペアマンに直してもらいたいのが憧れというか、本音でした。(いつもは大手に頼んでいますよ)

そして正直名古屋に行くのは面倒なのでありがたい・・。

見積もりに出した結果、サドルを削るだけで大丈夫だということでした。自分でやったら確実にトラスロッドを回していましたw(トラスロッドは限界があるので極力回さないことが基本です。)

今回は完璧にしたかったので弦高調整とフレットのすり合わせもお願いしておきました。

仕上がりに期待!

今のトレンドは6弦側で2.15mmぐらいだそうです。

昨日思い出した豆知識ですが、福山雅治のギターを弾くギタリストの小倉博和さんは限界まで弦高を低くするそうです。その代わり、太い弦を張るのだとか。

Martinなら高めでもいいかもしれませんが、女性が弾くことも考慮してトレンドの設定でお願いしておきました。
私自身も低めが好きなので丁度いいかも?

高校生の頃にベーシストの方を通じてリペアお願いしたらギターが生まれ変わった経験があるので、今回もとても楽しみにしています。