気がつけばもう花見の季節ですね。
私も先週は仕事場で花見をしました。

実はちょうど自分の席から桜が見えるので毎日花見をしていましたが、もう散ってきて少し寂しいです。名古屋は少し早い?

そして最近、アコギの調子が崩れてきてしまったのでリペアの嵐に。

アコギは本当に難しい子です。

リペア(修理)はマネーが飛んでいくから辛いところなのですが、逆に学べたことがあったので紹介します。

リペアに至るまでの流れ

事の発端は二つ。

  • コールクラークのライン出力が急に歪んだ
  • Martinから謎のビビリが発生していた

ギターの録音をしていたときに急にコールクラークに関しては本当に故障したと思いましたが、これは勘違いでした。(詳細については別で説明します。)

コールクラークはついでに弦高を下げてもらいました。

Martinに関しては謎のビビリが発生してしまっていたのがすごくストレスでした。
録音はコンデンサーマイクだと少しのビビリでも入ってしまうのです。

謎だったのでとりあえずはリペアマンの方相談することにしました。

直すべきはナットだった

Martin OOO-15M サドル作り直し

ギターのヘッド近くにある骨みたいなものはナットというのですが、こいつの存在はそこまで重要ではないと心の底では思っていたところがありました。笑

理由は特にないのですが。思い込みってやつですね。

しかし、ものすごく影響が大きいことが判明したのです。

  • ナットが低くなると順反りぎみにするしか弦高を上げる方法がなくなる
  • 弦高をあげてもローポジションは低いままなのでふくよかな音にはならない
  • 逆に、弦高を下げることができない(ローポジションがフレットにくっついてしまう)

ナットは所詮、骨かプラスチックですからチューニング時やプレイ中に少しずつ削れていってしまうようです。

ちなみに、Martinの特定の条件での謎のビビリはナットが原因でした。

Martin OOO-15M

ついでにブリッジサドルも交換してもらいました。牛骨です。

戻ってきてから弾いてみると、響きがふくよかになっていて驚きました。

結局、コールクラークも

Cole clark repair 001

コールクラークが弾きにくかったので弦高を下げてもらったのですが、結局またナットが原因のビビりが発生してしまい、もう一度修理に出しました。

Martinの影響もあり、ナット交換かも・・とビクビクして持って行ったところ、
調査の結果、こちらもナットが原因でしたので交換になりました。

本来であれば0.5mmはあるはずの隙間が0.3mmほどになっていたようです。

買ってからもう3年は経つはずなので、当然といえば当然かもしれませんね・・

実はコールクラーク、まだ手元に帰ってきてはいません。

ここへきて改めて思うのは、ギターは意外と維持費が高いから安物は買っちゃいけないよ!!ということ。
五万円のギターを一万円も払って修理するのは馬鹿らしい気がします・・。

コールクラークぐらいになると、「当然。」といった感覚になるので、ギターはちゃんとやるならせめて20万円を超えるものを買いましょう。

まとめ

ナットを換えれば大抵の問題は解消されるのではないだろうか、と思うほど重要な役割があるということがわかりました。何事も経験ですね。

ブリッジサドルがそこまで重要ではない気がするほどです。(音色がきまる重要箇所ですが)

  • 弦高調整してもなんかしっくりこない
  • ポテンシャルはあるギターなのに理想の音が出ない
  • そこまで弦高が低くもないのに今以上弦高を下げれない
  • 低音が出ない
  • 弦高をあげてもローポジションが低い

このような症状の方はサドルを換えれば解決です。
同時にブリッジサドルも換えると尚いいと思いますがサドル優先で。

もちろん、くれぐれもまずはリペアマンの方に相談してくださいね。

とりあえず・・ナットやサドルを作れる方は羨ましいです。
自信のある方は自分で調整してみるのもいいかもしれませんよ。コストも節約できます。

身近なものでも、意外と知らないことってあるものですね。