
打ち込みや宅録・・いわゆるDTM(デスクトップミュージック)を構成するのに欠かせない機器はたくさんありますが、個人的には一にPC、二にDAWソフト、三にオーディオインターフェイスだと思います。
もちろんコンピューターのスペックが低いと話にならないですが、マイク録音をするユーザーの場合、最も大事なのがオーディオインターフェイスというわけです。
その中でもMacユーザーの中で人気なオーディオインターフェイスがあります。UNIVERSAL AUDIOのApolloシリーズです。
僕がUNIVERSAL AUDIOのApolloを選んだ理由などなどを紹介したいと思います。
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UNIVERSAL AUDIOのApolloとは?
UNIVERSAL AUDIOのApolloはThunderbolt接続にいち早く対応し、次世代の録音環境を提供しています。
さらに、ApolloはApollo 8 / 8p / 16シリーズにてThunderbolt 2にも対応し、話題を集めました。
Unisonテクノロジー&UAD-2プラグインを掛け録り可能
特に注目を集めているのが、Unisonテクノロジーです。
Unisonテクノロジーとは、アナログマイクプリをエミュレートする技術であり、オーディオインターフェイスの物理的なインピーダンスやゲインステージ回路を制御することにより、プラグインのみでは得られなかったサウンドが得られるというものです。
つまり、入力音をリアルタイムでプロセッシングできる機能といった感じでしょうか。Unisonは入力されてから掛けるのではなく、リアルタイムでマイクプリプラグインと回路を利用できるのでマイクプリのハードウェアがなくても同じような効果をもたらすことができるメリットがあります。
試してみましたが、たしかにデフォルトのマイクプリよりも音に温かみが出ていい感じでした!
Unisonだけでなく、Consoleアプリ上にてUAD-2プラグインを掛けることもできます。ちなみに、掛け録りするかしないかは選べます。
HI-Z端子を利用したギター録音などにも使用できるので、音の幅は格段に広がります。
掛け録りするメリットとしてはガチっと音を決めてしまえるところと、コンピューターのCPUへの負担を減らせることでしょうか。
DAW上からもプラグインは使用できるので臨機応変に使うことが出来るでしょうね。
豊富な端子と4基のUnison対応マイクプリアンプ
コンパクトなオーディオインターフェイスに比べ、フルサイズのハードウェアは端子が豊富というメリットがあります。
特にマイク端子が4基あるというのはとても強みですね。先ほど説明したとおり、Unisonに対応しているので温かみのある音作りが可能です。
自宅環境では所詮、モニタースピーカーを繋げる程度の場合が多いとは思います。
自分もどこまで使うかはまだわかりませんが、多いことに越したことはないです。ちなみにApolloは数台で連携させて拡張もできるみたいです。
シンプルな機器なので好印象を持ちました。
もちろんヘッドフォンも二基接続可能です。
UAD-2プラグインを使うという選択
UADプラグインとは、往年の名機をコンピューター上でシュミレートできる、画期的なプラグインです。
名機を全部揃えるのは現実的に辛いものがありますよね?一つのハードウェアに10万も20万も払う必要がなくなったということです。経済的にとてもありがたい!
ハードウェアには故障というリスクもつきまといます。
UAD-2のようなプラグインは一度購入してしまえば故障することもないので、現代では欠かせないものとなっているわけです。
例えば、J-POPでは音圧を上げるためにWavesのマキシマイザーなどを使用します。
しかし、どれもUADプラグインのようにオーディオインターフェイスと連携してリアルタイムに掛け録りをすることはできません。
つまり、それがUAD-2プラグインの優れたところだということです。まぁそもそもマキシマイザーを掛け録りするということはありえませんが。
マイクプリ、リミッター、コンプレッサー、ギターのシュミレートなどなど、豊富に販売されています。
ちなみに、Apollo 8にはRealtime Analog Classics Plusバンドルが同梱されているので購入後、すぐにプラグインを体験することができます。
まとめ
- アナログ感のあるマイクプリがGood
- Thunderbolt 2に対応し、低レイテンシーを実現している
- Unisonテクノロジーが画期的
- UAD-2プラグインをリアルタイムで利用でき、ワンランク上の音作りが可能
- UAD-2プラグインはStoreで買い足すことができる
Apollo 8にはDuoとQuadの2種類がありますが、購入したのはApollo 8 Duoです。違いはPCのCPUと同じで、Quadの方がより負担を掛けることができます。
DAWはStudio One 3で試していますが、音はまだまだ理想には近づいていません。便利といえども、UAD-2プラグインは研究が必要ですね。
Apollo 8を選んだ理由としてはトータルのパフォーマンスが凄いな。と思ったからです。
実際に使ってみて、Thunderbolt 2の恩恵を受けて低レイテンシーで録音できるというメリットだけではなく、プラグインの音質、管理アプリケーションのConsoleの使いやすさなど、他の機器にはない魅力が詰まっている素晴らしい製品だと思いました。
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