
先日、我が「MUKU」の音楽制作をしていてふと気がついたことがありました。
「ヘッドホン二つ持ってないじゃん・・。」
気が付いたのはボーカル録りをしようとしたときです。
歌う人が装着しないわけにはいかず、指示役の私は録ってからモニタースピーカーで確認するという効率の悪いことになってしまいました。
録音状態もリアルタイムで把握できぬままだったので、これはまずいと思い、クリスマスの日に楽器屋にヘッドフォンを買いに行きました。
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SONY MDR900STをもう一つと考えていたが・・
ずっと使っている業界定番のSONY MDR900STです。
だいぶ前に「とりあえずこれかな」という安易な考えから購入しました。
ミスチルのPだった小林武史氏はライブでも使っていましたが、使っている理由は率直に軽いからだと思います。
でも今回、もうひとつ買わなきゃいけなくなってしまって思ったのは、他のヘッドフォンを試してみるのもありかな?ということ。
MDR900STは長年使ってきてクセのない音がとても良いということはわかっていますし、業界標準なのは理解できます。
だけど不満な点がないわけでもなくて、その不満を解消してくれるヘッドフォンがあれば欲しいと思っていました。
- 密閉性が低いこと
- はっきりと定位がわかりにくいこと
- 音の奥行きがない
- 長時間の着用に関して
軽いから疲れないと思いきや、意外と長く装着していると疲れてくるのがMDR900STなんですよ(笑)
そして、密閉性が低いので包まれるような感覚がないのも不満点でした。
SRH840を選んだ理由
某大手楽器店に行くと、モニター用ヘッドフォンコーナーがあったので色々見ていきました。
おすすめランキングはMDR900STが一位になっていて、「やっぱりか〜」なんて思ったのですが、二位にこのジャンルではあまり聞いたことのないSHUREがランクインしていたのです。
インナーイヤフォンはSHURE!というイメージがあったというか、勝手に思い込んでいたのかもしれません
そのヘッドフォンがSRH840だったのです。
SHUREは素直な音質に関しては定評がありますし、個人的にイヤフォンのSE315を愛用しているということで信頼もしていたので迷わず選んでしまいました。
クリスマスの夜ということで早く帰らなきゃ!というプレッシャーも追い風となり、即決。(笑)
SRH840のレビュー
内容
SHUREは必要最低限のものが入っているイメージでしたが、やはりそうでした。
何故か変換プラグが写っていませんが、内容としてはこれが全てです。
専用の巾着袋が入っているので持ち運びもしやすそうです。
まぁしないと思いますが。
SHUREはユーザー目線というものがすごくて、ランクが上のモデルは必ずケーブルが独立しているという魅力があります。
こういったものは断線してしまうことも珍しくないので非常に嬉しい限りです。
実はMDR900STは一度断線してしまって二代目なのでです・・
右へ回すとカチャとロックされる仕組みです。
プラグは基本はイヤフォン型で、変換プラグを装着するタイプです。変換プラグは回してしっかりと装着できるタイプなので問題ないです。
これは意外と嬉しくて、ちょっとMacやiPhoneで良い音で聴きたいときに重宝しています。
実はこれの逆の変換プラグも持っているのでMDR900STでも聴けるのですが、先が細いと安定感に欠けるのでこのタイプが理想でした。
イヤーパッドも同梱されています。
よほどヘビーに使わない限り破れるなんてことはないとは思いますが、替えがあるのは精神的に良いですね。
音質
音質に関していえば、率直に「いつも聴いている音」と感じました。
音楽を聴くのが楽しくなる!!SHUREのイヤホン、SE315のレビュー
いつもの音というのはイヤフォンのSE315のことです。
全く試さずに購入したので不安もありましたが、iPhoneで聴いてみていつもと感触が一緒なので驚きました。
SHUREはとてもナチュラルな音なのでレビューが難しいのですが、高音域に関しては若干のクセはあるかな?ぐらいの印象です。
楽器なども鳴らした音がそのまま出てくるようなイメージだと思ってもらえたらいいかと。
- 声の喉のザラザラ感まで捉えることが出来ているところ
- 定位がはっきり確認できる
- 音に奥行きがある
iPhoneで聴いたときについつい、いつも聴いている曲で身体が動いてしまいました。解像度の高さと音像の広さがそうさせるのだと思います。
MDR900STとの比較
MDR900STは良くも悪くも、普通なヘッドフォンです。
その普通なのが魅力なのですが、ヘッドフォンでのサウンドメイキングには少々実力不足なところがあります。
それは先程挙げた、密閉性であり、音の奥行きであり、定位のわかりやすさが足りないということです。
SRH840は挙げたことを埋めてくれる存在だと思いました。
さらにはヘッドフォンが二種類あることで音の確認がはかどりそうです。
価格帯も同等ですし、最初からこっちを選んでしまっても良いかもしれません。
まとめ
プラグが通常の細いタイプなので、スタジオ用途だけでなく普段も使える汎用性の高いヘッドフォンだと思いました。
装着するだけでまわりの人の声が遮断されるぐらい密閉性が高いので電車でも大丈夫だと。
SHUREは生楽器の再生には強いのでDAWで楽器を録音することが多い方には特におすすめです。
そして、あらゆるヘッドフォンが売っていますが楽器が好きな人が使うべきなのはSHUREなのかもしれません。
とにかく解像度が高く、ニュアンスが把握しやすい!!
でも!やっぱり音楽制作をするならMDR900STは持っておいた方がいいと思いますよ。
紹介したヘッドフォン
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