
Mr.Childrenの2年7ヶ月ぶりのシングル『足音 ~Be Strong』が2014.11.19にリリースされました。
唯一ちゃんと観ている月9ドラマ、信長協奏曲(コンツェルト)の主題歌としてお世話になっているのですが、個人的に気になるのは売上枚数。
売上にこだわっている訳ではなく、僕が気になるのは音楽業界の危機です。
みなさんもご存知の通り、CDが売れない時代です。果たしてあのミスチルはどうだったのかを検証してみます。(ちょっとキツいことも書いてます。)
スポンサーリンク
『足音 ~Be Strong』の売上枚数
Sexy Zone『君にHITOMEBORE』
発売日: 2014年11月19日
推定売上枚数:298,744枚
Mr.Children『足音 ~Be Strong』
発売日: 2014年11月19日
推定売上枚数:49,940枚
(ソースはオリコン)
ついに初動売上でミスチルが1位を取れず・・という結果に。これは正直予想出来ていたことなのでしょうがないですね。
しかしながら、10万枚は売り上げると思っていたので正直驚きました。
二日目はミスチルが盛り返す
Sexy Zone『君にHITOMEBORE』
売上枚数:298,744枚 → 13,723枚
累計売上:312,467枚
Mr.Children『足音 ~Be Strong』
売上枚数:49,940枚 → 23,780枚
累計売上:73,720枚
ジャニーズのSexy Zoneは売上ガタ落ちしています。これは特典があり、ファンの多くが発売前から予約するなどして売上のほとんどを消化してしまうためだ。
ミスチルは特に特典はないので、いつ買っても変わらないという状況のため、初動の半分ほどの売上。
数多くのソングライターが軒並み平均5万枚に対し、ミスチルは二日目で7万枚超えを果たしたのやはり凄い。とはいえ、全盛期を考えるとかなり売上げは大幅ダウンしてますね。
ミスチルでもシングルだと10万枚しか売れない時代に
この結果を踏まえて思ったのは、メジャーにおいてシングルCDというコンテンツの売り方にはもう限界があるということです。
やはり「アルバムでどうせ収録される感」が拭いきれず、売上は伸びませんでした。
しかしミスチル側はわかっていたけどリリースしたのだと思いました。今まではわかっていたからシングルは出さなかったのです。
今回の狙いはメディアに露出する回数を増やすことありきだったように思います。アルバムをリリースするまでの布石としての活動だということです。
ミスチルが特典を付けたらどうなる?
例えば、ミスチルがレコーディング風景やなにかしらのファンが観たいような映像をつけたとして、1500円〜1800円で発売したら確実に20万枚は売れると思います。
CDの売上が減ったとはいえ、ミスチルのLIVEはすぐにSOLDOUT。ファンは減っていないのだから、ファンが喜ぶものを(音楽的にも)付ければ売上は青天井です。
でもそれをやらないのは何故でしょうか?
音楽で勝負したいからなのですかね。
まとめ
これからシングルCDばかりか、CD市場は縮小していくでしょう。特典付きCDを売り、圧倒的な信者を獲得しているAKBやジャニーズ、EXILE以外ではCDで勝負できません。
それでもMr.Childrenのアルバムに関しては、かなり売れると思います。聴きたい人はたくさんいますから。
最近でも嵐は70万枚売り上げていましたし、熱狂的なファンを獲得できるアイドル的なビジネスでないと、もうまともに音楽業界では戦うことが難しくなってきたということ。
ミスチルでもシングル10万枚=そこそこ人気バンドでもアルバム10〜20万枚が限度
という図式でしょうね。今は。LIVEで稼ぐしかないかな?
これでは新規参入のバンドはメジャーにいても生活ができませんし、夢もありませんね。
結論をいうと、「音楽業界は終わってはいないが、マンネリ。純粋な音楽(楽器を使った創作活動)を作るアーティストはもう音楽業界にはいることが難しい。」ということ。
あとがき
それにしても、リスナーへの気遣いがなっていないのでは?と感じます。CDに特典を付けまくってる=CDを売りつけている、と感じている人は多いのでは?
毎回どのアーティストも「次の新曲はタイアップ!!はい、曲作ったから買ってね!!」っていう感じ。(こんなことを書いている私も、一応リスナーです。)こんな状態が続けば間違いなくレコード会社が潰れていくでしょうね。
本当に、この時代が懐かしい。
※以上、Mr.Childrenのおかげで音楽を始めたOMITSUがお送りしました。
スポンサーリンク