幸せってなんだろう?

人にとっての最上のテーマが”幸せ”だとは誰もが思うけれど、実際には人によって幸せは違ったりしますよね。

結婚して家庭を築いていくことが幸せだという人もいれば、自分が何かを成し遂げることが幸せだと思う人もいる。でもそれは個人の自由。

しかし、逆に自由だからこそ選択に迷ったりしてしまうのが人の弱いところでもあります。

本当にこれでいいのか?もっといい道があったんじゃないのか?この人と一緒で間違いないのか?

そんな人におすすめな映画があります。「アバウト・タイム」という映画です。

ABOUT TIME(アバウト・タイム)の解説とあらすじ

About time

タイムトラベルの能力を持つ家系に生まれた青年が意中の女性との関係を進展させようと奮闘する中で、愛や幸せの本当の意味に気付くヒューマンコメディー。『ラブ・アクチュアリー』などで知られるラブコメに定評のあるリチャード・カーティス監督が、恋人や友人、家族と育む何げない日常の大切さを描く。『ハリー・ポッター』シリーズなどのドーナル・グリーソンを主演に、『きみに読む物語』などのレイチェル・マクアダムス、『ラブ・アクチュアリー』にも出演したビル・ナイらが共演。

タイムトラベルの能力を持つ家系に生まれた・・というところが味噌で、それが一番のポイントとなっている映画です。

次に、あらすじを。

自分に自信がなく恋人のいないティム(ドーナル・グリーソン)は21歳の誕生日に、父親(ビル・ナイ)から一家の男たちにはタイムトラベル能力があることを告げられる。恋人を得るため張り切ってタイムトラベルを繰り返すティムは、やがて魅力的な女性メアリー(レイチェル・マクアダムス)と恋をする。しかしタイムトラベルによって生じたアクシデントにより、そもそもメアリーと出会っていなかったということになってしまい……。

タイムトラベルをしまくるティム。そんな中、意図しないアクシデントが起こってしまいます。メアリーと出会っていなかったという場面が印象的です。

おすすめポイント&シーン

リチャード・カーティス監督の引退作!?

この映画をみたときは監督のことまで知りませんでした。実はリチャード・カーティス監督の作品だったのです。

僕が観たことがある作品で挙げれば、「ブリジット・ジョーンズの日記」「ノッティングヒルの恋人」を手掛けたリチャード・カーティス監督。あとMr.ビーンなんかも作ってきた方だそうな。

ティムとメアリーのコンビ

About Time 1

「アバウト・タイム 愛おしい時間について」という表題の通り、愛しい幸せな場面も多くあります。ティムとメアリーのコンビは観ていてとてもバランスが良く、惹きこまれました。

ひょんなことでメアリーとの関係がなくなってしまったシーンがあるのですが、そこからのティムの頑張りっぷりに注目です。

メアリーは真面目で落ち着いていそうなわりに、実はせわしないところがあります。そんなメアリーをティムは優しく見守ります。そんな普通なストーリーもこの映画の魅力です。

レイチェル・マクアダムスはとても魅力的な女性ですし、ドーナル・グリーソンの雰囲気がゆるいのでリラックスして鑑賞できました。

ティムと父のシーン

AboutTime ティムと父

ビル・ナイが演じるユーモアある父さん。役名はなく、「父さん」役なんです。

ティムは突然、父にタイムトラベル能力があるということを告げられます。なので当然、父もタイムトラベルを幾度となく繰り返して生きてきました。そのため良いことも悪いことも、いまティムがどんな状況なのかもお見通しなのです。

そんな父さんとのシーンがとても心地が良く、観ている中でお気に入りのシーンとなっていきました。

・・私もユーモアのある父親になりたいものです。

まとめ

ABOUT TIMEは幸せがわからなくなっている人や、選択に迷っている人におすすめだと思いました。やっぱり、人間は多少めんどくさくても誰かと一緒にいるのが最良な選択だと思わせてくれる、そんな映画です。

たしかに現実ではタイムトラベル能力はないかもしれませんが、日常の美しさや人への愛情に対して再認識できる愛に溢れた映画ですよ。

サウンドトラックもお気に入りでよく聴いています。

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ベン・フォールズの「ザ・ラッキエスト」Paul Buchananの「ミッド・エア」という楽曲が特にいい感じ!

そして、休日に観たい映画トップ10をつくるのであれば確実に入る、そんな映画でした。