
昨日、「2月8日、夜9時からは・・ドラマ最高の離婚スペシャル」がやるよ!!を告知しましたが、僕は無事テレビの前で待ち構えて生の放送で”観了”しました。
テレビドラマなのですが本当にこだわりがあり、細かいところがお洒落で・・なんだろう、例えば”日常のだらしない格好”までリアル感をだしているし、その格好ですらよくスタイリングしているなぁと。その辺が本当にすごいなぁと思いますね。
尾野真千子さんは日本一クロックスやムートンブーツが似合う女優さんだと思います。ちなみに光生さん(瑛太)はいつもマッキントッシュを着ていますね。
今回は個人的に気になったり考えたこと語りたいと思います。
※注意:ネタバレあり
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今回のメイン舞台は目黒だけではなく、寝台列車カシオペアも
基本的に色々あったあと、4人で気持ちや意見をぶつけあうのが最高の離婚の定番スタイルなのですが、今回はスペシャルということで新しい登場人物がいます。
お弁当屋さん・黒部さんと初恋の人・潮見さんです。
この二人が関わることによって、事態が悪化したり解決したりするわけです。
結夏と光生の関係は・・
まずスタートは再婚していませんでした。ドラマの最終回では仲直りして自宅まで新横浜から目黒まで歩いて帰ったぐらいでしたが、すぐに再婚するまでには至らなかったようです。恐らくその理由はまた一から生活を共にし、見極めたいと思ったのでしょうね。
涼さんが潮見さんと再開!?
臼田あさ美演じる潮見薫に偶然?再開してしまった涼さんはまた潮見さんと会う仲になってしまい、灯里さんを困らせてしまうのですが、ここでもまた涼さんは純粋すぎて判断能力なし。
潮見さんと涼さんは高校の同級生で、その頃にカシオペアで駆け落ちしてしまったという過去があります。そのときには「涼さんじゃ足りないの。」と言われ、そのせいで幸せになるのが苦手になってしまったのです。
そして潮見さんにまたカシオペアのチケットを渡され、迷う涼さん。そして灯里さんにもバレていたので解決の舞台はカシオペアで。
子供が欲しいのに光生さんにはその気なし?
結夏さんは光生さんに子供が欲しいと言っているのに光生さんはその度に拒んできました。今回のスペシャルではその気持ちが強くなりすぎてしまい、また光生さんに求めるのですが、「考えてからじゃないとダメでしょ。」とまた拒む光生さん。
そして当たり前のように喧嘩になり、また出て行く結夏さん。
すると、子持ちの黒部さんに好意を持たれ、誘われるのですが、子供への強い気持ちが黒部さんに向かうのです。旭川に誘われ、付いていこうとします。
カシオペアで北海道へ向かう結夏さん、涼さんを待つ潮見さん。お互いの関係でカシオペアで交錯
お互いのいざこざでカシオペアに集合する4人+黒部さん、潮見さん。
またこのカシオペアで関係が明らかになっていきます。人間の持つ深いところが剥き出しになり、言い合いが始まるのです。
子供の名前も”カオル”??
潮見さんの名前は”カオル”、長女の名前も”カオル”というところでほっぺたを打たれる涼さんであったが、灯里さんがカオルにしようかと言ったところ、言い難かったのでそのままカオルという名前になってしまったようです。周りからは最低だと言われる始末ですが・・。
実は涼さんは潮見さんの誘いを断っていた
浮気をしていたと追求される涼さんですが、潮見さんに残していた留守電を聞き、本当の気持ちを灯里さんは知ることとなります。
成長した涼さん、本当の父親になりつつあるということですね!!
光生と結夏の関係が難しくなる
光生と結夏は性格は合わないのに一緒にいるということはお互いが大好きだということですね。でも実際に結夏さんを幸せにできるのは黒部さんなのです。子供は連れ子ですが、子供がいる幸せな家族を求めているのです。
光生さんはその黒部さんに言い返すのですが、実際に幸せにできるのは黒部さんだと理解しています。
でも、光生さんのことが大好きな結夏は一旦引き返すことになるのですが、関係はあまり良いものではなくなります。
光生さんのそして、二人は別れました。
ここまでは観た記憶でズラーっと書いてきましたが、ここからが本題です。
幸せの価値観が違うと夫婦は幸せにはなれない?
いったいどういうことかというと、単純に何を第一条件とするのかということです。
第一条件とは、求めることでもなんでもないんですね。そうでなければ、人生を進めることができなくなるような大事なものだと感じました。
光生さんと結夏さんがいい例ですね、この二人はお互いが好きなので今まではなんとかそれで気持ちを繋ぎ止めていたという感じです。離婚はしましたが。
今回のスペシャルでなにが「結婚」にはなにが一番大事かということが明白にわかったのでまとめてみます。
結夏さんの第一条件は”子供”
結夏さんは子供がいてこその家族だと考えています。つまり、子供がいなければ自分が妻として人生を歩むということをしたくありません。光生さんのことが好きであったとしてもです。
光生さんは子供がいなくても夫婦としてやっていける派
光生さんは結婚したとしても、子供は必ずしも必要ではないという考え方なのです。
恋人みたいに、楽しく夫婦生活を送れれば幸せ。子供ができると時間がなくなり、楽しい夫婦生活は送れなくなる、そういう考え方の持ち主です。
これが間違いでもなんでもないということを、結夏さんは言うのですが、根本的に大事なことがあるとこのドラマは伝えたかったのでしょう。
それが幸せの価値観なのですよね。
幸せの価値観が違うのは致命的
例えば夫婦で暮らし、食卓に木のテーブル、木の椅子、そこに紅茶などが置いてあるような当たり前なシチュエーションがあったとします。とても当たり前な光景です。
でもこれをお互いが幸せだと感じれる価値観でないと、生活は成り立ちません。
個人的にはこういうレベルからズレが始まると思っています。
例えば僕は日常ではソファーと紅茶とMacがあるだけでわりといいのです。それだけで結構幸せだったりします。とくに特別なにもなくてもがなくてもわりと幸せです。
僕は「このカフェいいね!」「このパスタ超うまいね。」「この音楽いいよね。」など共感できたり、色んな感じることを共有できる関係が一番求めることです。極端に言えばそれがなくては結婚してもただの家政婦になりかねません。
それが幸せの価値観というものだと思います。
もちろんイケメンでないと生理的に無理、安定していないと結婚は無理、年収1000万円ないと無理・・など色んな第一条件を持つ人もいると思います。でもこれは悪いことではありません。それがわざわざ人を好きになり、一緒に過ごしたり・・ということをする中での第一条件なら仕方がないことです。
それが、結夏さんにとっては「子供を育てたい、光生さんと子供と一緒に家族をつくっていきたい。」なのですよね。
そこが根本的に違うと、夫婦としては一緒にいることはたとえ好きだとしても正しくないということがこのドラマのファイナルアンサーなのでしょうか。
結婚は必ずしも恋愛の延長ではない
このドラマではもうひとつ強調している部分があります。それは結婚はひとつの選択、という考え方です。
これは上原夫婦にいえることですが、灯里さんは子供の為の選択をしました。シングルマザーになるよりは明らかに父親がいたほうが良いのは当たり前ですよね。
浮気ばかりしていた涼さんを一度は拒絶する灯里さんですが、妊娠していた事実があってからは悩みながらも、最終的には涼さんを選びました。
これは恋愛としては良くはないのですが、結婚としては正解な例かもしれません。元々、涼さんのことが嫌いになれない灯里さんだからこその選択だとは思いますが。
光生さんは寄りを戻せるのか
それ以降、光生さんは昇進などをしたり、一人で動物園に行くなどプライベートも仕事も充実させていきます。
それで結夏さんへ手紙を出すところで終わりますね。
でも光生さんの心は変わっていっていると思うし、個人的にも結夏さんともう一度結婚してほしいです・・。
結夏さんがそういう判断をした以上、なかなか難しいとは思いますが、お互い文句を言い合える素敵な関係?だとは思うので、可能性はなくはないと思いますね。
やはり幸せの価値観が一緒にならないとって感じですね。
まとめ:濱崎家と上原家で「最高の離婚」が本当に伝えたかったこととは?
結婚とは、選択である。結婚は必ずしも恋愛の延長ではない、お互いの目的と価値観の合致が必要である。
ということだと個人的に思いました。
本当に面白くて、何度も見返した「最高の離婚」。
終わるのは本当に寂しいですが、この作品を参考に人生を豊かにできたらな、と思いました。というか大分影響を受けたので、ときどき最初から見返すと思います。
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