村上春樹ノーベル賞

目についた話題があったので、取り上げてみます。
最近色んなニュースアプリや、Facebook界隈でも見かけるこのNEVERまとめ。

世界的作家、村上春樹はこうやって英語を身につけた – NAVER まとめ

村上春樹さんといえば世界的小説家であり、翻訳家でもある方ですね。
作品に注目が行きがちですが、実は翻訳家としても一流。

自分ごときでは何が一流かは説明はできかねますが、唯一スコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』は持っていて、読んだことはあります。

そして、僕でも語れることを見つけたので早速お話を。

プログラミングと英語の学習は似ている?

僕はプログラミングはまだまだ初心者の領域ですが、学んでいてすごく楽しいという反面、正直辛いときの方が多いです。
プログラミングといっても幅広いですが、今書いているのはHTMLやCSSやPHPなどのWeb言語ではなく、C言語やJavaなどのコンパイラ言語と呼ばれる方です。

理系の人ならプログラミングは必ず通る道かもしれませんが、文系の人はまったく理解ができない感じだと思います。
多少は学校の授業などでかじったことはあるかもしれませんが。

一方、英語は中学生から学習がスタートしているものの、本当に喋れる人は友人の帰国子女ぐらいしか見たことがありません。大学まで行った人間でも、みんな書いたり読んだりが多少出来る程度で終わってしまうのが現実です。
言葉を発して通じるかはまた別の訓練が必要になりますので、ここでは、文としての英語でものさしを考えることにします。

両方とも違うと思われるかもしれませんが、僕からすると似ていると思います。
何故なら、読解力がないとどちらも理解することができないからです。

詳しくは分けて紹介したいと思います。

プログラムも英語も”英単語”だということ

プログラムを触ったことのある人なら分かると思いますが、一定のルールと英単語などで構成されることが多いです。(英語圏の人が作ったから。)
CSSで例を挙げると『boader』『background color』『width』など、英単語が使われますし、プログラミングの世界でも『for』『if』『switch』などの条件を与えることによって成り立ちます。

言葉はすべて同じかもしれませんが、英語も単語があり、疑問文や現在過去未来などたくさんのバリエーションによって成り立っています。
意味を読み解く。そのあたりはプログラミングと似ていると思います。

プログラム言語でも特殊な機能がついた言語は(オブジェクト指向など)覚える単語(機能)が多いです。英語も単語を知らなければ意味を理解することができないので、ある程度暗記しなければならないところはそっくりです。

ひたすら繰り返し読み、意味を紐解く

プログラム言語を学習するし、身に付ける方法がひとつだけあると気づきました。

それは、わからなければ繰り返し繰り返し読み、意味を紐解くというシンプルな方法です。

ほーら、かんたん。

・・・

そう、これがみんな一番できないことなのではないでしょうか。
そして一番辛い。わからないと投げ出したくなる、逃げたくなる。
音楽でもギターのFが弾けないとやめたくなるのと一緒ですね。

自分で理解しなければ先はない

そして、最近もうひとつ大事なことがあると気付きました。

『限界まで考える前に教えてもらうと身につかない可能性が高くなる』

自分が苦しんで考えぬいた結果、どうしてもわからない。できない。だから教えてもらおう!!という状態と、うーん・・難しいな、誰かに聞いたほうが早いな。という状態ではかなりの差がでると感じています。
自分自身が学んでいる場所はギリギリまで自分でやるスタイルなので、辛いけど身についています。

僕は英語は全然得意ではありませんが、一時期自主勉強していたときにはやはり辛かったです。でもこういった考え方ができる人、学び方ができる人は英語もプログラミングも上達できるのではないでしょうか。

僕もプログラミングで苦しさを味わうまでこういう考え方ができなかったので、わからないところはなあなあにしていた気がします。しかし、それでは少なくとも普通の頭の人ではプログラミングも英語も上達することは不可能だと思います。

初めはわからなくても自分で考えて紐解くことにより、記憶に深く刻まれます。感覚的にいえば、理解したときにパズルが揃う感じがするのです。

英語を理解するには?村上春樹に学ぶ

村上春樹さんの話に戻りますが、実は英語は高校時代のときには苦手科目だったそうです。それでも優秀だったは思いますが、意外です。

以下の言葉はまとめから抜粋したものです。

村上さんは、「当時の英語教師が、今僕が外国小説の翻訳をしているといったら驚くでしょう」とインタビューで答えるほど高校時代は英語が苦手だったという

「わからないところがあってもとにかく全部読む。単語は後ででもいいから、辞書でいくらでも調べるようにする」

英語を読めるようになるには英語を読むしかない。かわりに英文を持ち歩く。それを読む。英語以外はダメならば、英語を読むしかない

かなりストイックです。そして、村上さんはフルマラソンにも出場するほど、走ることが好きな方です。

ちなみにマラソンについてのエッセーも出しています。実は高校生のとき村上さんに興味があったので読みました(笑)

マラソンも似ているということについてですが、続けることによって上達していくこと、走るのが楽しい反面、苦しいときも多いことなど共通点は多いと思います。単純に最終的なゴールがないところも似ているかもしれません。

ここでキーワードが出てきました。ストイック

英語を読めるようになるには英語を読むしかない。わからないところがあってもとにかく全部読む。という言葉には説得力がありますね。

つまり、英語が出来る人はそれなりの努力をしただけ。そういうことです。

まとめ

タイトルで書いてある通り、プログラミングも英語もマラソンはとても似ているということ。
すべて上達するまで時間がかかり、繰り返し繰り返し努力を続けなければ習得・上達できないものです。

ストイックに努力するかは個人の自由ですが、続けて集中するということは簡単なことではありません。

ただ、すべてこなせれば凄いというわけではないし、プログラミングや英語やマラソン以外でいいので、何かを習得することで未来は広がっていきます。

個人的にはプログラミングでここで書いたようなことを体験することができたので、次に何かを学ぶときは今の経験を活かせる気がします。

村上春樹さんの日本語は”英語っぽい”日本語なので、その日本語が翻訳された英語はとても理解しやすいそうです。村上作品はある程度は持っているので、日本語で作品を理解したあとに翻訳版を読むということを自分も挑戦したいと思っています。

あとがき


僕はとりあえずマラソン大会に出場することは決まっていますが、10kmほどです。しかし、日々走ることがなかなかできません。甘い自分。勉強で精一杯なところはありますが・・これを機にプログラミングと英語とマラソン、すべて小さな努力をしていきたいものです。

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