ラームとクリスティアーノ・ロナウド

日本戦が終わりまして、なんとなくどんよりとした雰囲気が続いていましたが、やっと落ち着いてきました。

落ち込んでいても、まだまだ続く試合。世界のサッカーファンにとっては毎日お祭り状態なわけで・・。そして、ついにドイツが登場するということで、これまた好カード。あのC・ロナウドがいるポルトガル戦!!

しかも午前1:00からだし、これは観るしかない!!というわけで、観戦しました。

試合開始からの展開

強豪同士の対決はやはり面白いですね、前半からパスがまわるまわる。前半はどちらかといえばポルトガルが押していた雰囲気でしたが、急に試合は動きましたね。

まさかのPKスタートでした。リプレイを見ると、「ファールかなぁ?」程度でしたが倒れ方も良さ気でディフェンスも密集していたのでファールっぽく演出してしまったのもポルトガルの運の無さのはじまりだったのかも。

12分:ドイツのキッカーはミュラー、冷静に左サイドに流し込み、先制点はドイツ。

ここからポルトガルの不運は始まる。。

28分:H・アルメイダが怪我で下がり、エデルを投入。

これはポルトガルにとって不運。経験のあるアルメイダがいなくなりエデルを投入したが、前線のバランスが崩れたように思った。

32分:クロースのコーナーキックからフンメルスがヘッドで二点目。これはとても綺麗に決まりました。長身なはずのポルトガルのDFの上から192cmのフンメルスのヘッドは強烈!!

37分:ペペがミュラーに頭突きしレッドカード。ポルトガルは10人に。

45分ロスタイム:ドイツ、ミュラーの左足シュートがネットを揺らし、ドイツ3点目。

事件!!DFぺぺが頭突き退場・・

37分:ペペがミュラーに頭突きしレッドカード。ポルトガルは10人になってしまいました。なにやら、競り合いで倒れたミュラーに言い寄ったときに頭突きをしてしまったようですね。そして運悪く審判が見ていたので即一発退場。レッドが出るのは今大会初なのではないでしょうか。

前半からなにもあそこまで熱くなることはないのになぁ。」というのが正直な感想です。ポルトガルの選手はメンタルが弱いのが弱点。

後半はまさにドイツのペース

65分:ポルトガルのサイドバック、コエントランがボールを追っていった際に負傷。A・アルメイダと交代。(もう、ポルトガルが可哀想で仕方がありませんでした。)

ポルトガルはなんとか10人で応戦。唯一の決定的なチャンスも逃す。

ドイツは圧倒的な支配率で中盤を支配。守ってからのカウンターも光る。

78分:ドイツ、シュルレの右クロスをGKがはじき、こぼれ球をミュラーが右足で押し込みドイツ4点目。ハットトリック!!!!!!!

クリスティアーノ・ロナウドを中心に攻めるもパスが繋がらず。唯一のチャンスだったロングフリーキックも決まらず。

ポルトガルの良い所がないまま4−0で試合終了。ドイツの完勝に終わる。

ミュラーがハットトリック

ドイツ代表ミュラーがハットトリック

前回大会の最優秀若手賞に輝いたミュラーが初戦からまさかのハットトリック!!PKを含むハットトリックといえども、素晴らしい反応とポジショニングでチームの決定的な仕事をしましたし、まさに試合のMVPでした。

ミュラーの魅力は「ゴールへの嗅覚」ですね。必ずチャンスあるところにはミュラーがいました。このままいけば得点王になれる可能性も大いにあると思います!!

それにしてもドイツは選手層が厚い。ミュラーに代えてポドルスキを投入したのですが、強烈ですよね・・。ロイスが怪我で出れなかったのも忘れるぐらいの選手層です。

仕事をさせてもらえなかったC・ロナウド

クリスティアーノ・ロナウド-ポルトガル代表

やはりロナウドといえども10人でのサッカーはキツイものがありました。しかも早めに3失点をしてしまったのでチームのモチベーションの低下は避けられませんでしたね。

ドイツ代表のケディラ、ラーム、クロースらの連携は完璧で、まったく仕事をさせてもらえませんでした。唯一、マンUナニはボールをキープできる存在なので、二人の連携があればという感じでしたがまったく機能せず。

やはり、代表ではチーム力を個で打開するのは難しいのでしょうか?

個人的には左サイドバックのコエントランがあまり調子が良くなかったと思っているので、そこも原因だと思います。怪我もしてしまいましたね。

まとめ

全体的にはポルトガルの守備の甘さ、メンタルの弱さ、運の無さを露呈、ドイツにとってはとても楽な試合だったという感想です。ポルトガルは自滅していき、怪我人も二人も出してしまったので交代枠も無くなってしまい、打つ手が無いという過酷な試合だったと思います。

スペインもそうでしたが、自滅してしまったチームの二戦目は厳しいものがありそうです。どう立て直してくるのか、要チェックですね。

エース、エジルを中心にケディラ、クロースらが絡みあい素晴らしい攻撃も見せてくれました。エジル、調子良さそうです。

そして見逃せないのはクロースのキックの精度。二点目のコーナーキックを蹴ったのはクロースですが、あのピンポイントクロスは強烈です。

ドイツ代表のベテランのキャプテン、ラームがアンカーに起用されていたのには驚きました。サイドバックのイメージしかなかったので、新しいラームを見れて楽しかったです。

とにかくドイツは優勝できるのではないか?という強烈な印象を与えた試合でした。

あとがき


ガチで内部崩壊してしまったポルトガル。完勝したドイツ。明暗のはっきりとした対象的な試合でした。
今回は強豪対決ほど派手な試合が多いですね。ドイツの突破は確実と見てよいでしょう。