
秋ごろにロリポップからエックスサーバーのWordPress専用サービス、【wpX】にサーバー移転致しました。
ロリポップはお世辞にもスピードがあるとは言えないので色々キャッシュなどを駆使して頑張っていましたが、色々機能を追加するにつれ、サイトのアクセススピードが遅く耐え切れなくなってきたので移転しました。
表示速度が速くなったので差は歴然でした。
そんな僕がなぜwpXに移転しようと決めたのか理由と比較も含めて書いていきたいと思います。
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サイトスピードはなぜ大事?
サイトスピードが速ければ速いほど色々なメリットが生まれます。もちろん、読者として考えるなら速いほうが絶対読もうと思いますよね?次の記事も読んでみようとする気持ちが生まれていきます。
SEOに効果抜群
Googleはサイト、または記事をクロールするのですが、その際に実はサイトスピードも重要なのです。
もちろん記事の内容が優れていれば、評価が高ければ検索上位に表示させることは可能です。しかし、Webには”激戦区” というものが存在します。その場合はサイトスピードが遅いサイトは恐らく勝てません。
何度も言いますが、Googleは内容、または更新率などを重視します。
じゃあスピードにそこまで拘る必要ある?というところですが、サイトの表示スピードが遅いとサイトの総合評価に響いてくることは僕の経験上わかっていますし、ググればそのようなことは沢山書かれています。つまり、総合的にGoogleに評価を貰うにはスピードもひとつの大事な”要因”ということです。
読者に沢山記事を読んでもらえる
表示スピードはサイトの回遊率にも影響します。先ほどの理由も含め説明すると、Googleではページスピードが検索の1%に影響し、ユーザーがページ表示に待てるのは最大2秒、3秒以上かかると40%以上のユーザーは離脱するとの情報もあります。たしかにそうですよね。なかなか表示されないサイトって・・すぐやめちゃいますよね。それは紛れもない事実なので大事なのです。
あとはユーザー1人あたり記事をどれだけ読んだか、という指標にも影響するのでPVを伸ばすためには必須のSEO対策だということも明らかです。ユーザーはその辺りは単純だということですね。
サーバーの選び方
当ブログではコスパに定評のあるロリポップから始めました。初心者には優しい料金でかなりお世話になったのですが、ランクアップするためには投資はしょうがないのですよね。
実際に僕がまわりに回ってwpXに辿り着いた経緯も含め、説明していきます。
ロリポップを卒業、さてどうする・・?
一番重視したかったのはスピードですが、同時に安定性・料金なども重要な要素です。まず気になったのは料金と安定性のバランスが良いさくらのサーバですが、ここでひとつ問題が起こりました。データベースの移行が何故かうまくいかなかったのです。その結果移転を諦めざるを得なかったわけです。さくらのサーバは新規の方にオススメですかねー。
次に気になったのはファイアバードです。ロリポップよりは速いと噂のサーバーですが、「せっかくならもっと凄いサーバーに移転したほうが今後の為になるかなぁ。」なんて思ってしまったのでスルーしました。このサーバーを試用したのですが悪くないのでぜんぜんありだと思っています。
ここまで決まらなかったので、よく聞く「エックスサーバー」というものに興味を持ちました。ここでちょっと、おっ!?と思ったわけです。そう、つまり”wpX“との出会いです。
wpXとは
WPXレンタルサーバーは、エックスサーバーと同じ会社が始めた
別サービスになっており、エックスサーバーの基本性能を引き継ぎながらWordPressのみに特化させたレンタルサーバー。エックスサーバーの特徴だった「ハイスペックサーバー」「232Gbpsバックボーン」「サポート体制」「自動バックアップ」はそのまま引き継ぎ、
さらにWordPressを高速に動かすように独自システムを加えたサーバーで、
より安定して、より高速に使えるように開発されたサーバーです。
ここまで読むと、なんだこれ最強じゃん。と思うかもしれません。まぁメリットのあるものには必ずデメリットもないこともないのでその辺りも説明します。でも個人的にはメリットしかないとも思っております。
キャッシュ機能搭載
WordPressで一番の悩みの種と思われる、キャッシュ機能が付いています。これは革新的なことです。過去には”W3 TOTAL CACHE”や”Quick Cache”などを試し、結果的には”Quick Cache”に落ち着きましたがそれでも満足行きませんでした。サーバーがロリポップだということもありましたが少々詳しくない人には難しいイメージなのがキャッシュです。
「キャッシュ」とは、Internet Explorerなどのブラウザが、表示したWebページの情報を一時的にコンピュータに保存しておく機能です。
再度同じWebページにアクセスしたときに、インターネット上のデータではなく、キャッシュに保存されたデータを参照することで、Webページを素早く表示することができます。
サーバーの負荷を軽減できる、それがキャッシュなのです。
なんと、wpXではモバイル用のキャッシュも作ってくれます。これがオススメなポイントなのですが、いまいちピントこない方もいらっしゃいますよね?
標準のキャッシュプラグインでは普通、モバイル向けのキャッシュは作らないようUserAgentで設定します。これにより、スマホでPC用の表示がされてしまうのを防ぐことができます。しかし、これによりモバイルではキャッシュ機能がない状態になりますので表示スピードは遅いままになってしまいます。
しかし、wpXは違います。モバイル向けに独立したキャッシュを作ってくれる機能があります。これは革新的な機能だと思っています。当ブログでは”Quick Cache”で独立したキャッシュを無理やり作っていましたがそれでも安定性は微妙なところでした。つまり、モバイル表示もキャッシュにより高速に表示させることができます。
設定いらずで標準で機能がONになっています。※OFFにもできます。
バックアップ機能や様々なアクセスが容易なwpXは凄い
このようにシンプルな設定画面になっており、他社と比べてもダントツで使いやすいのが特徴です。特にバックアップ機能が充実しており、安心感は抜群です。また、インポート機能もあるのでサーバー移転なんかの際には楽々データベースを読み込むことができますし、phpMyAdminにもすぐアクセスができるので問題はありませんでした。
本家、エックスサーバーとなにが違うのか
要はなんの為に使いたいか、そんなところが選ぶポイントのようです。
エックス(X10) | wpX | |
---|---|---|
月額費用(税込) | 1050円(一年契約) | 1050円(一年契約) |
初期費用(税込) | 3150円 | 5250円 |
容量 | 200GB | 100GB |
マルチドメイン | 無制限 | 10個 |
MySQL | 30個 | 10個 |
転送量 | 50GB/日 | 25GB/日 |
MySQL容量 | 1個/100MB | 1個/300MB |
自動バックアップ | 7日分 | 14日分 |
CMS自動インストール | WordPressを含む6種 | WordPressのみ |
phpMyAdmin | ○ | ○ |
メールアカウント | 無制限 | 無制限 |
メールサポート | 24時間/365日 | 24時間/365日 |
試用期間 | 10日間 | 14日間 |
サイト構成 | HTMLすべて利用可 | WordPressオンリー |
安定性 | ○FastCGI | ○独自高速化システム |
負荷耐性 | ○軽減プログラム | ◎最適化 |
エックスサーバーはなんでもオールマイティーに使える素晴らしいサーバーです。当然WordPressもインストールすることができます。
比べてwpXはWordPressのみの運用しかできません。これをどう捉えるかは色々ですが、少なくとも自分はWordPressしか使わないのでwpXにしました。
やはりキャッシュ機能や、独自の高速化システムに惹かれました。
WordPressをより高速に使える、がコンセプトなので間違いはありません。噂によると独自のCDNサービスのようなものを使用しているとかでなにも努力しなくても高速なサイトを実現できるのです。
意外に料金が安いエックスサーバー
エックスサーバーのX10、wpXの両方共、一年契約をするとなんと月1,050円で運用できます。機能に比べ、案外とてもリーズナブルにサイト運用することができます。
また、エックスサーバーのプランでは時期によってドメイン一生無料キャンペーンなどお得なプランもあるのでオススメです。(エックスサーバーを契約中のみ、wpXは対象外。)
容量は100GBと少なめだが現実的に大丈夫だと思う理由
100GBを埋めるのにかかる記事数と画像などははっきり言って相当の数が必要です。そこまで埋まるようなサイトでしたら、モンスター級のサイトになっているでしょうし、シックスコアなどに移転することも視野に入れなければいけないでしょう。
現実的に考えて、100GBという数字は意外にも多いので大丈夫です。
また、画像などには必ずjpegminiなどの画像圧縮アプリを使用することで容量を圧迫せず運用できます。リサイズもできます。
サーバーの選び方まとめ
初心者でとりあえず始めてみたいならロリポップ。
コスパを重視しつつ、初めから安定性を求めるのであればさくらのサーバかファイアバード。
ランクアップした高速性を求めるのであれば凡庸性に溢れ、コストと機能のバランスのとれたエックスサーバー。
WordPresssだけしか使う予定のないあなた、是非wpXにしてみてください。なにもストレスなくWordPressライフを送ることができるので本当にオススメします。当ブログはこのサーバーを使用中です。また、容量が少なくてもいいという方向けにはwpXクラウドというサービスも有りますので目を通してみてくださいね。
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