男と髭

男にとって髭とは一種のアイデンティティである。

それなのに普段は男にとっては髭は鬱陶しいものでしかない。

おばあちゃんは髭を生やした人をテレビで見ると嫌がるし、嫌いな人もいる。中には髭が好きな女性もいるが、三・四割ぐらいだろう。

そして僕は23歳だ。見た目はどちらかといえば中性的だが、髭はもちろん生えてくる。肌が白いので髭が生えるとすぐに目立ってしまうので剃るのが日課だ。しかしながら、外に出ないときには剃ることをやめるときも多い。理由は出来るだけ肌を痛めたくないから。

今年もあとわずか。365日生活してきた中で髭を剃らなかった日はごくわずかだと思うし、一年間で考えればその時間数は膨大である。

あきらかにない方がスムーズに生きれるのに、無くそう思ったことはない。そんな髭に関してのコラムです。

髭とは男にとってどういう存在なのか

髭の処理にはコストがかかる

Money
Money by Tax Credits, on Flickr

シェーバーにもそれなりのコストを掛けている。レビューもしたPHILIPSのセンソタッチ3Dというシェーバーは一万円はしたはず。さらには替刃は五千円はするのだ。そう、実は髭はお金も掛かるのである。肌が弱いと剃り負けしやすいのでできるだけ良い物で剃ることは大切である。

ここからは髭は読みにくいのでヒゲとすることにする。

よく雑誌にヒゲが生えてこなくなるという治療が載っている。それを見るたびに「治療して生えてこなくなったら毎日楽だな。」と思う。でもやらないのが男である。

ヒゲが生えてこなくなることは楽な反面、なにか男としてつまらない感じもするからだ。ヒゲを剃るのはめんどくさいわりに嫌いではないのが不思議だ。なにか男の作業リストに入っているかのように何の疑問もなくみんなヒゲを剃る。

まるでヒゲは女性の胸が当然あるかのように男につきまとう。それは大げさかもしれないが、極論そうである。

たしかに女性の胸と比べたら価値は劣るかもしれない。例えば、健康番組で観たことがあるのだが、女性は胸を乳がんで失ってしまったときに「女性である価値がなくなってしまったと感じる」と言う。

そこまで生えないこない人も中にはいるかもしれないが、基本的に男も髭が生えてこなくなったらなにか男として生きている感が減ってしまう気がする。

ヒゲは普段必要ない

Day 32 - NSID2012Day 32 – NSID2012 / Johnath

ここまでヒゲが生えてしまう人は日本人では少ないだろう。ここまで髭が生えてしまう人はもう追いつかないので放置しがちなのか?とそこも疑問だが聞く人が身近にいないので永遠に聞けない気もする。

ヒゲは生やしているのがファッションな人もいるが、仕事柄生やすことは少ない人が大多数だ。サラリーマンなんかは無精ヒゲが生えていると礼儀が悪いということで生やしている人は少ない。だからほとんどの人がヒゲを剃る。もちろん中には職場の雰囲気に合わせて生やしている人もいるが、それはケース・バイ・ケースだろう。

そもそもヒゲを生やしていることに気持よく思わない人が大多数だとも思う。

個人的な意見だが、ヒゲをほかりっぱなしにしておくと何か気持ち悪い感じがする。なにかしゃきっとしないし、人に会うのも失礼だと思ってしまう。ヒゲが似合わないというのを自覚しているからだということもあるが。

だからはっきり言って必要ないっちゃ必要ないよね?って話なんですが、それでも男はヒゲをなくそうとは思わない。無くても困らないのに。

そう、冒頭で述べたように男はヒゲそのものがアイデンティティなのだ。

まとめ

男の数少ない生理現象としてみんなヒゲを剃ることを苦としないのは何故なのか?という疑問が生まれたので書いてみました。

まったく誰得な語りでしたが、男性・女性問わず知っておくべき議題であるとは思う。

またおばあちゃんの話に戻りますが、おばあちゃんは髭を生やした人を嫌います。汚く見えるからだそうです。

だけど、男からしたら剃るのは非常にめんどくさいことだということは女性は知っていてほしいかなぁ・・とも思います。僕なんかは微々たるもんですが、髭がボーボーなひとは追いつかないぐらい毎日伸びてると思うんです。剃っても剃っても次の日には戻っているレベルの男だったらたしかに剃ることをやめてしまうかもしれません。

男性ホルモンの量=髭の濃さ。らしいです。

しょうがないので、来年も髭を剃り続けますか。