クルム伊達公子さんがイギリスで行われているテニスの四大大会の一つ、ウィンブルドン選手権で三回戦進出!!!
素直におめでとうございますを言いたいです。

女子シングルス2回戦で世界ランキング84位のクルム伊達公子さんが87位のアレクサンドラ・カダントゥ(ルーマニア)を6―4、7―5で下し、全盛期にベスト4を記録した1996年以来17年ぶりの3回戦進出を決めました。42歳9カ月での3回戦進出は1968年のオープン化(プロ解禁)以降、この種目の大会最年長記録だそうです!!

テニス界での42歳という年齢を考える

プロスポーツとは年齢というものの影響が大きい世界です。最近でいうと、イチロー選手の苦悩なんかが目立ちますよね。あのイチローさんでさえ年齢というものには勝てないのです。
スポーツによって差はでますが、サッカーやテニスなどの瞬発力&持久力を必要とするスポーツは影響がもろにでますよね。

野球は視力や筋力、集中力など様々な能力が必要になるのですがポジションによって様々な条件に分かれると思います。

その中で定評はテニスがもっとも過酷で精神的にもキツイと太鼓判を押します。( ちなみに競技としてのテニス経験は皆無です)
何故なら仲間の助けを借りる事ができない過酷なスポーツだからです。

全盛期の寿命が短い順に、テニス>サッカー>バスケ>野球
という勝手な基準で考えてみます。

  • 野球は結果こそ出なければ終わりなスポーツですが、結果さえ残せれば経験と技術さえあれば一流選手は生き残りやすい。他人に成績が左右されにくい。
  • バスケはサイズと身体能力がものをいうので長らく活躍できる選手が多いです。また、休憩ができ、交代が自由なため融通が利きます。
  • サッカーは怪我などが多く、良い選手でも寿命が短いとうことがよくありますが、一部ポジションを極めた選手は重宝されるため息は意外に長いです。(昔でいうロベカル、ヴィエラ、マルディーニ、またはGKなどディフェンス系は息が長い傾向があります)また仲間との連携次第で白にも黒にもなります。
  • テニスは自分ですべてをコントロールしなければなりません。コーチからの助言や相談は禁止されていますし、ラケットの持ち込み数などルールも厳しいです。また、コートの種類が多数あり、大会のスケジュールがタイトなため、コンディション管理が非常に難しいです。そして休憩も短く、一人で数時間かかる試合を5回程度決勝まで戦うのです。

明らかにテニスが一番キツイというということがわかりましたか??(やったことないですが)
しかし定評は意見を曲げません。中学生ぐらいからウィンブルドンは欠かさず観ているので意外にテニスにも定評があるんですよこれがw

ひとつだけ根拠を言えば、テニスにはまぐれや運なんて言うのはほとんど縁のないスポーツですね。

伊達さんはいかにして体力を維持しているのか??

Tokyo Ariake International Ladies Open Tennis Tournament 2008

クルム伊達公子・ 彼女はなぜいまも進化を続けられるのか? | PHPオンライン 衆知|PHP研究所
クルム伊達公子・ 彼女はなぜいまも進化を続けられるのか? …

これを読むと人間のポテンシャルは身体能力や技術面だけじゃないことがわかります。
彼女は効率を重要視し、『1分の大切さ』を、身をもって知っている。

「私はできるかぎり時間を効率的に使いたいタイプなのです。忙しいときは分刻みでスケジュールを組んで、予定を次々とこなします。その代わり、オフの日は自宅でゆっくり過ごす。そういうメリハリを大事にしています。移動で空港を利用することが多いのですが、『出発の2時間前に着いてゆっくりお茶を飲んで過ごす』なんてことはまずありません(笑)。その時間をほかのことに使いたいのです。

と語っている。

また、テニスから離れたから気づけた大切なことをとても大事にしているそうだ。

がむしゃらに若い頃のようなトレーニング方法をとっていては体を壊してしまいます。そこで伊達さんは効率やルーティーンを最重要視し、”今の”自分に合ったトレーニングをしているそうです。

もちろん人並み外れた努力はしているとは思いますが、努力だけでは勝てないのが世界です。

テニスを離れた普通の生活が嬉しくて仕方ありませんでした。時間や行動の制限からも解放されて、やりたいことが何でもできる。ストレスもありません。しかし、『キッズテニス』の指導や解説の仕事、マラソンなどほかのスポーツへの取り組みなど、さまざまな活動に取り組むにつれて、テニスに対する思いが変わってきたように思います。

様々な経験を経て、色んな視点を獲得したからこそテニスを楽しむことができる、色んなやり方をやってみるそんな成長がみえますね。

今回のウィンブルドンはシード選手が消えていく珍しい大会

現在までに、フェデラー、ナダルが消え、シャラポワ、アザレンカなど優勝候補が次々と消えていっています。
その他、ランキングが上位のシード選手がたくさん負けています。

こんな大会は観ていて初めてですね。決勝でフェデラーを観るというのが毎年の楽しみだったもので‥

とりあえずクルム伊達さんと錦織くんを応援していく定評

日本人の活躍はやっぱり嬉しいのでそろそろ壁を破ることを期待しています。もし日本人が決勝に行ったら感動ものです。
とりあえず、決勝までウォッチングしていきたいと思います。