
最近大ヒットしている映画、『君の名は。』を観てきました。
『君の名は。』は個人的には範囲外というか、アニメが好きな人が好きそうな絵ですし、観るつもりはあまりなかったのですが、まぁなんかレコーディングも一段落したことだし…というノリで観に行きました。
言の葉の庭という映画も新海監督の作品だそうで、よく思い出すとロードショーになったとき、絵が綺麗だったので「観に行こうかな?」と思ったけどやめた記憶があります。
なんとなくですが、「アニメ好きの人のアニメ」みたいな、そんな壁をどこかで感じてしまう自分がいます。
誤解のないように言っておきますが、僕はアニメが嫌いなわけではありません。
ジブリはもちろんのこと、最近は『ドラゴンボール超』を超観てるし、十代の頃は『ハチクロ』のアニメも何度も観ていたし、『東のエデン』や『ワンピース』も映画館まで観に行きました。
感想
絵はとにかく美しい
テクノロジーの進化なのか技術なのかはわかりませんが、美しかったです。
写真撮るならこういう角度!!的なアングルのシーンがいくつかありました。一眼レフで撮ったようなボケや奥行きまで表現されていて素直に凄いと思いました。和室の畳のシーンが特に印象的でした。
紅葉のシーンでも前ボケしていたり、写真が好きな自分にとっては惹かれるものはありました。
この絵でも分かる通り、奥行きや光の差し込み方まで完璧です。
しかし、絵に関してはジブリや鳥山明先生の絵に感じる、「動き出す感じ」はない絵だと思いました。
あのなんともいえない「グッ」と来る感じ。。それはなかったですが、映像はとにかく細かく、実写と変わらないぐらい、細やかな動きで驚きました。初めは慣れなかったですが、徐々に慣れていきましたね。
内容は誰にでも理解できるわかりやすい作品
「人格が入れ替わる」、「パラレルワールド」、「運命感」など、人が最も惹かれる空想的で憧れを抱かれやすいテーマであること。これがヒットの理由だと思います。
夢を見ている間に入れ替わっているという設定は『時をかける少女』のタイムリープみたいなもので、万人がワクワクしてしまうテーマですから。
二人が交差する場面では鳥肌も少し立ちました。
RADWIMPSが目立っていた
劇中もRADWIMPSが全面に出ていました。
勢いで押すタイプの作品だったので致し方ない気もしましたが、正直、個人的にはちょっと前に出すぎている気がしました。。
まぁこれは好き嫌いでしょうね。
まとめ
「アニメ好きの人が好きなアニメ」の枠にはまだハマっている作品だと思いました。ところどころで微妙な発言があったからです。「オタクに響くような」シーンはいらなかったかなと。
とはいえ、物語の構成と映像美だけでも観る価値はあったと思っています。まさに、映画館向きの作品。ヒットしている理由も理解できました。
個人的には心の葛藤を描く細田守監督の作品の方が好きですが、こういった感性を揺さぶるアニメもいいですね。普通に感動しました。
…しかしながら、改めてジブリは偉大だと思いましたね。
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